ITパスポートの過去問 令和2年度 秋期 マネジメント系 問42

「請負契約」とは、仕事が完了した時のその結果に対して報酬を支払う契約のことです。進め方などはすべて請負業者に一任されます。

１．進捗報告と完成したプログラムの品質確認は、発注元の活動として適切ですので、正解です。

２．要員の交代を指示する権利は、発注元にはありませんので、誤りです。

３．要員の出退勤を管理し稼働状況を確認するのは、発注元の活動ではありませんので、誤りです。

４．担当者に直接指示するのは、発注元の活動ではありませんので、誤りです。

請負契約：請負業者が注文者から依頼を受け、仕事を完成させることを引き換えに報酬を受け取る契約のことです。

発注元が委託先に対して行えることは、成果物を確認して報酬を支払うことのみです。つまり、委託先の従業員に対して、指揮命令権はなく、従業員の管理をすることもできません。

よって、２，３，４は異なります。
したがって、１が正解になります。

請負契約は、請負人が、契約内容(機能・納期・品質)に従って、委託された業務(プログラミング)を完了し、成果物に対する報酬を受け取る契約です。
委託側は、請負側の人員等に関しての指揮権は持ちません。
委託側は、請負側からの進捗状況や品質状況の報告を受けることはできますので、これによりプロジェクト管理を進めます。

２、３、４の内容は行えません。


したがって、１が正解です。