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介護福祉士の過去問 第21回(平成20年度) 老人・障害者の心理 問42

問題

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認知症高齢者への対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
   1 .
誤ったことをした時は、間違った点を指摘し、反省を促す。
   2 .
感情が不安定なので、日常生活面で心理的刺激の効果は望めない。
   3 .
認知機能が低下することから、知的な作業は負担となるので避ける。
   4 .
生活の場面で、出来ることを見つけて、支援する。
   5 .
発症には、様々な原因があるが、原因の違いにより対応を変える必要はない。
( 介護福祉士国家試験 第21回(平成20年度) 老人・障害者の心理 問42 )
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この過去問の解説 (4件)

12
正解は4です。
できることをしていただくことは、機能の低下を防ぎます。また、それが「できた」という成功体験につながると認知症の進行を緩やかにする可能性があるのです。

各選択肢については以下のとおりです。

1→間違った点を指摘し、反省を促すことは、ご本人が自信をなくし、うつ状態へとつなげる危険性があります。そのため不適切です。

2→認知症の人は言葉の理解は難しくなっていきますが、話をしている人の表情や声のトーンなどから、感じとります。心理的刺激の効果が望めないとして、接し方が変わると、不安を感じ、うつ状態にさせてしまう危険性があります。そのため、不適切です。

3→正解のところで触れましたが、できることはやっていただくことで、残存機能の保持につながります。

5→原因となる病気によっては、単に認知症症状だけでなく、さまざまな身体的症状も出てきます。それに沿った対応が必要です。

付箋メモを残すことが出来ます。
4
正解は4です。

1.認知症の方であっても自分なりの考えを持って行動しています。
正しいと思ってやっていることを否定されて不快にになったり不安定になったりするのは認知症でない人でも同じことです。

2.感情が不安定になるのは事実ですが、刺激のない生活を送っていては無感情になります。
声かけやご本人の好きな音楽など、適度な刺激は必要です。

3.知的作業で認知機能が低下することはありません。
計算や百人一首など、ご本人に合った知的作業も必要です。

4.できることをやって誰からも咎められない時というのは誰でも心が落ち着くものです。
認知症の方でもできることを認められれば心が落ち着き、自信にもつながります。

5.脳が委縮していくことで起こる認知症と脳の一部が壊死することで起こる認知症では、症状の現れ方や進み方が異なります。
原因に合った対応が必要となります。

4
正解は 4 です。

認知症高齢者に対する支援で重要なのは「出来る事はしてもらう」という点です。
時間がかかるから、余計な手間がかかるからとすぐに手を出してしまっていては、ますます認知症の進行に拍車がかかってしまいます。
上手く出来なくても、失敗するとわかっていても、やってもらうという事に意義があります。

3
正解は4です。

認知症高齢者は、分からないことへの不安、失敗することへの落ち込みが見られることも多くあります。
本人のできることを見守るということも大事な援助の1つです。

1、間違った点を指摘してしまうと落ち込み逆効果です。

2、物事が分からないことはありますが、日常生活面での心理的刺激はあります。

3、知的な作業をするからといっても認知機能は低下しません。反対に、以前していたのでできることがある場合もあります。

5、発症は様々ですし、発症によって対応を変えるのは重要です。

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