問題
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Aさん(78歳、女性)は介護老人福祉施設で生活している。脳血管障害(cerebrovascular disorder)による左片麻痺で、杖を使って歩行し、自力で移動していた。Aさんは、廊下や食堂でいつも職員や他の利用者に声をかけ、誰にでも気遣う人だった。ある日、食堂のいすに足が触れて転倒して、捻挫の痛みで歩くことができなくなり、車いすでの移動になった。捻挫は1週間ほどで完治したが、Aさんは歩くことを拒み、現在でも車いすでの移動を続けている。Aさんは徐々に口数も少なくなり、「歩くことが不安だ。周りに迷惑をかけてしまう」と言い、何に対しても消極的な様子がみられた。
Aさんに対する介護福祉職の関わりとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
Aさんに対する介護福祉職の関わりとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 .
Aさんは口数が少ない様子なので、できるだけ話しかけないように心がける。
2 .
Aさんの自立を考えて、再び歩くことができるように何度も声をかける。
3 .
仲の良い利用者に、頑張って歩くように励ましてもらう。
4 .
Aさんの担当の介護福祉職に、再び歩くように説得してもらう。
5 .
食堂のテーブルやいすの配置を見直して、一緒に歩いてみようと働きかける。
( 介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 人間の尊厳と自立 問1 )