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介護福祉士の過去問 第30回(平成29年度) 認知症の理解 問83

問題

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認知症(dementia)の人への日常生活上の支援に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
次に何をすればよいか判断できない人には、ヒントを伝えて一人で考えてもらう。
   2 .
通所介護(デイサービス)を利用する曜日がわからない人には、施設への入所を勧める。
   3 .
自分が今どこにいるのかわからない人にはそのたびに場所を伝える。
   4 .
着衣失行のある人には、着脱のたびに介護福祉職が代わりに行う。
   5 .
数分前の出来事を思い出せない人には、昔の思い出を聞かないようにする。
( 介護福祉士国家試験 第30回(平成29年度) 認知症の理解 問83 )
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この過去問の解説 (3件)

45
正解は3です。

認知症の方にとって場所が分からないことは不安に感じるものです。その都度、場所を伝えることで安心してもらえるようにします。

1.余計に不安な気持ちになったり混乱してしまう可能性があります。また、自信を喪失させることで認知症の方の尊厳を傷つけてしまう可能性もあります。

2.曜日が分からない人には周囲が教えてあげれば良いだけのことです。施設入所をすすめるのは不適切です。

4.介護福祉職が全てを行うのではなく、しやすいように準備を行なったり、出来ないところを部分的に介助するようにします。

5.認知症の方は長期記憶は保たれていることが多いです。昔のことは積極的に聞いて構いません。

付箋メモを残すことが出来ます。
19
正解は3です。
何度も同じことを尋ねられても嫌な顔をせず初めて聞かれたように答えることも信頼につながります。

1,ヒントを出すことはよいですが、一緒に寄り添って考えることが大切です(余計に不安になるので)。
2,曜日が分からない人は、その都度、説明することをおススメします。施設入所をすすめるのは別の問題です。
4,職員が行うのではなく、できることはご本人に行っていただけるよう環境づくりをすることが大切です。
5,認知症の特徴は、比較的昔の記憶は覚えていることが多いです。回想法といった認知症のケアの手法で昔のことを思い出してもらうケアもあります。

14
1.誤 
次に何をすれば分からない人に対しては、声掛けを行なって対象者が行動に移れるように介助することで不安を取り除いてあげるのが望ましいです。ヒントを与えても混乱を招くだけなので誤りです。

2.誤
曜日が分からないのは見当識障害の疑いがあります。施設に入所することで解消される問題ではありません。介護者が対象者に日時や季節に関する簡単な質問をしたり、一緒に散歩に出かけたりする機会をもつことで症状の進行を和らげることが最優先なので誤りです。

3.正
2で解説した通り、このようなケースでは介護者の関わり方が重要です。間違ったり、誤ったりしても決して責めたりせずにその都度声掛けを行なうことが大切なので正しいです。

4.誤
着衣失行をしたからといって、介護福祉職が代わりにしてしまうと対象者の残存機能を奪ってしまいます。全介助を必要とされる方を除いて、声掛けで出来る範囲のことは自身でして頂き、介護者は傍で見守るのが望ましいので誤りです。

5.誤
この場合は短期記憶障害の疑いがあります。最近の記憶と昔の記憶では脳内で保存場所が異なり、昔の記憶は残っている場合が多いです。昔の記憶を思い出したり話したりすると脳を動かすことに繋がるため、誤りです。

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