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介護福祉士の過去問 第32回(令和元年度) 生活支援技術 問59

問題

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Bさん(83歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。終末期で、「最期はこの施設で迎えたい」という本人の希望があり、家族もそれを望んでいる。昨日から死前喘鳴(しぜんぜんめい)が出現し、医師から、「あと数日でしょう」と言われた。
「呼吸が苦しそうだ」と言っている家族への介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
「自然な経過なので体位の工夫をして一緒に見守りましょう」
   2 .
「Bさんに意識はないので心配いらないですよ」
   3 .
「痰(たん)の吸引をすると楽になるので準備しますね」
   4 .
「Bさんを励ましてください」
   5 .
「すぐに救急車を呼びましょう」
( 介護福祉士国家試験 第32回(令和元年度) 生活支援技術 問59 )
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この過去問の解説 (3件)

31
最も適切なものは1です。
家族も医師から説明を受けているはずです。また最期を施設でとのことから、ご利用者様が安らかな最期が迎えられるように支えるのが一番です。

他の選択肢については以下のとおりです。

2.誤りです。
ご家族のお気持ちに寄り添っていません。

3.誤りです。
指示のない状態で喀痰吸引を行うことはできません。
この問題文の状態では指示があるかどうかはわかりません。

4.誤りです。
「呼吸が苦しそうだ」と言っているご家族のお気持ちに寄り添っていません。

5.誤りです。
状況確認ができていない段階で口にすることばではありません。
また、医師からの事前説明、ご利用者様とご家族のご意向を考えてもすぐに言うべきことばではありません。

付箋メモを残すことが出来ます。
17
1.死前喘鳴は医師から、あと数日であると診断を受けているため、自然な経過であると家族に伝えることは適しています。Bさんに少しでも楽な体位で過ごしてもらいながら、家族には見守るように声をかけることは適しています。よって、1が正解になります。

2.死前喘鳴の出現=意識がないとは限りません。家族にとって最期に会うことができる可能性になることも想定されるので、声かけ・見守りを促すことが求められます。

3. 死前喘鳴は、喉の奥で唾液や、気道の分泌物が鳴る音が聞こえることがあります。痰が原因ではない場合が多いため、痰吸引を行えば楽になる、という判断は適していません。

4.今回のケースでは見守りが優先されます。Bさんを励ますように家族へ促すのは、Bさん、家族への精神的な面でのフォローとしては不適切といえます。

5.医師より、余命があと数日であることの診断を受けているため、安易に救急車を呼ぶことは本人に苦痛を生じさせるだけとなる可能性がありますので不適切です。

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1.○
死前喘鳴は一見苦しそうに見えるが自然な経過であることを伝えることで、家族も納得することができます。
そのうえで、家族と一緒にできることを探して見守りをすることが最も適しています。

2.×
「苦しそう」との訴えに対し「意識がないから大丈夫」と答えることは不適切です。
家族に気持ちに寄り添った発言を心がけます。

3.×
喀痰吸引をすることで死前喘鳴が治まるとは限りません。
指示がない限り喀痰吸引は行いません。

4.×
人生最期のときを過ごしている人に対し、励ますことは適切ではありません。
励ますのではなく、穏やかな気持ちで最期を看取れるような声掛けが望ましいです。

5.×
看取りの段階にあるため、救急車を呼ぶことが適切とは言えません。
施設で最期を、という本人や家族の意向に反しています。

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