介護福祉士の過去問 第33回(令和2年度) 社会の理解 問12
この過去問の解説 (3件)
正解は4番です。
1 福祉、保健、医療などのサービスを総合的に利用できるように計画すること。→ノーマライゼーションは障害がある人が障害のない人と平等に共に、助け合い、協力していく事で、利用できるように計画する事ではないです。
2 家族、近隣、ボランティアなどによる支援のネットワークのこと。→家族や近隣、ボランティアなどは「インフォーマル」に含まれます。
3 利用者自身が問題を解決していく力を獲得していくこと。→自分自身で解決していく力は「エンパワメント」になります。
(正解)4 障害があっても地域社会の一員として生活が送れるように条件整備をすること。→正解になります。ノーマライゼーションは障害がある人が障害のない人と平等に共に、助け合い、協力していく事になります。
5 利用者の心身の状態やニーズを把握すること。→「モニタリング」になります。
正解は、4です。
1.ノーマライゼーションは、設問にあるようなサービス利用を計画する考えは含みません。そのため、不正解です。
2.家族、近隣、ボランティアによる支援ネットワークは「インフォーマルサポート」「ソーシャルサポートネットワーク」を指します。そのため、不正解です。
3.利用者自身が問題を解決していく力を「エンパワーメント」と呼びます。そのため、不正解です。
4.設問にある考え方はノーマライゼーションに合致します。現在では障がい者だけでなく、年齢、性別、国籍問わず誰しもが当たり前の生活ができる社会を目指すという考え方を意味するようになっています。正解です。
5.利用者の心身の状態やニーズの把握は「アセスメント」と呼びます。そのため、不正解です。
最も適切なものは4です。
ノーマライゼーションとは社会福祉の理念で、
デンマークのミケルセンによって提唱されたものです。
内容は問題文のとおりです。
他の選択肢については以下のとおりです。
1.不適切です。
地域包括ケアシステムを指しています。
2.不適切です。
ソーシャル・サポート・ネットワークのことを指しています。
3.不適切です。
エン・パワーメントのことを指しています。
5.不適切です。
アセスメントのことを指しています。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。