運行管理者(貨物)の過去問 平成27年度 第1回 労働基準法関係 問35
この過去問の解説 (3件)
第1週と第2週、第3週と第4週、平均してどちらも44時間以内なので、1週間における運転時間の改善基準に違反していません。
2正
10日を特定日とした場合、前日との平均時間と翌日との平均時間共に9.5時間で9時間を超えていますので、1日における運転時間の改善基準に違反しています。
3誤
第1週と第2週、第3週と第4週、平均してどちらも44時間以内なので、1週間における運転時間の改善基準に違反していません。
4誤
10日を特定日とした場合、前日との平均時間と翌日との平均時間共に9.5時間で9時間を超えていますので、1日における運転時間の改善基準に違反しています。
②が解答となります。
【運転時間】の考え方についてまずはまとめていきます。
・1日当たりの運転時間
「特定の日」を基準として2日間の平均が9時間以内
(2日間の合計が18時間以下)となります。
「特定の日 + 特定の日の翌日」と「特定の日の前日 + 特定の日」
それぞれの平均が両方とも9時間を超えている場合に
「改善基準告示違反」とみなされます。
※どちらか一方が9時間に収まっていればOKとなります。
・1週間当たりの運転時間
「2週間を平均して44時間以内」
図で示されている運行時間を整理していきます。
1日当たりの運転時間について9日 - 11日までの時間が違反に当たります。
☆9日と10日の運転時間
( 9 + 10 ) ÷ 2 = 9.5時間
☆10日と11日の運転時間
( 10 + 9 ) ÷ 2 = 9.5時間
この両日とも9時間を超えているため、
1日当たりの運転時間の改善基準に違反しているという事になります。
1週間当たりの運転時間については
☆1日から14日の運転時間計 = 88時間となるため、
これを2で割ると「44時間」となり違反は見られません。
☆15日から28日の運転時間計 = 80時間となるため、
これを2で割ると「40時間」となり違反は見られません。
これらに当てはまる正答が選択肢②ということになります。
2週間を平均した1週間当たりの運転時間に関する問題、
そして2日を平均し1日当たりの運転時間に関する問題です。
簡単に解けるコツをお教えします。
一覧表から10時間をマークして下さい。
次に10時間の前後の日がそれぞれ9日以上となっている日が
運転時間の基準に違反している日となります。
誤りです。
当該4週間のすべての日を特定日とした2日を平均し
1日あたりの運転時間は、改善基準に違反しています。
基準に定められているのは2週間を平均した1週間あたりの運転時間は44時間です。
1日~14日の運転時間計は88時間ですから1週間あたり44時間。
次に15日~28日の運転時間計は80時間ですから1週間あたり40時間。
以上のことから2週間を平均し、1週間あたりの運転時間は
改善基準に違反していいないといえます。
正しい。
2日を平均し1日あたりの運転時間は改善基準に違反しています。
10日の運転時間に注目します。
10時間となっています。
2日平均が9時間を超えますと違反となりますので計算します。
9日と10日の運転時間は19時間 1日あたり9.5時間です。
10日と11日の運転時間も19時間 1日あたり9.5時間となり、
10日を基準日とした前後2日間の平均は9時間を超え基準を違反していることとなります。
誤りです。
2週間を平均し1週間当たりの運転時間は違反していません。
誤りです。
2日を平均し1日当たりの運転時間は違反しています。
10時間をマークすること、そして44時間を覚えておくこと。
これらのことを押さえておけば難しくないと思います。
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