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運行管理者(貨物)の過去問 平成27年度 第1回 実務上の知識及び能力 問38

問題

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事業用自動車の運転者の健康管理に関する次の記述のうち、適切なものを選びなさい。
   1 .
事業者は、深夜( 夜11時出庫 )を中心とした業務に常時従事する運転者に対し、法に定める定期健康診断を1年に1回、必ず、定期に受診させるようにしている。しかし、過去の診断結果に「 異常の所見」があった運転者及び健康に不安を持ち受診を希望する運転者に対しては、6ヵ月ごとに受診させている。
   2 .
事業者が、自社指定の医師による定期健康診断を実施したが、一部の運転者からは当該医師による健康診断ではなく他の医師による健康診断を受診したい旨の希望があった。そこで、自社で実施した健康診断を受診しなかった運転者には、他の医師が行う当該健康診断に相当する健康診断を受け、その結果を証明する書面を提出するようにさせた。
   3 .
漫然運転や居眠り運転の原因の一つとして、睡眠時無呼吸症候群と呼ばれている病気がある。この病気は、狭心症や心筋梗塞などの合併症を引き起こすおそれがあるので、事業者は、日頃から運転者に対し、睡眠時無呼吸症候群の症状などについて理解させ、早期発見・早期治療に取り組んでいる。
   4 .
常習的な飲酒運転の背景には、アルコール依存症という病気があるといわれている。この病気は専門医による早期の治療をすることにより回復が可能とされており、一度回復すると飲酒しても再発することはないので、事業者は、アルコール依存症から回復した運転者に対する飲酒に関する指導を特別に行うことはしていない。
( 平成27年度 第1回 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問38 )
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この過去問の解説 (3件)

46
1不適
労働安全衛生規則により、特定業務従事者健康診断が「6カ月以内に1回」と定められています。
深夜を中心とした業務に従事する運転手はこれに当たります。

2適
労働安全衛生法により、
「他の医師の行う当該健康診断に相当する健康診断を受け、その結果を証明する書面を事業者に提出すればよい」とされています。

3適
記述の通りです。
睡眠時無呼吸症候群に限らず、自動車の運転に影響する病気全般について、
運転者には症状などを理解させることが大切です。

4不適
アルコール依存症は再発する恐れがあります。
このため、回復した運転者に対しても、指導を継続的に行っていく必要があります。

付箋メモを残すことが出来ます。
8

②・③が解答となります。

1 .事業者は、深夜( 夜11時出庫 )を中心とした業務に常時従事する運転者に対し、法に定める定期健康診断を1年に1回、必ず、定期に受診させるようにしている。しかし、過去の診断結果に「 異常の所見」があった運転者及び健康に不安を持ち受診を希望する運転者に対しては、6ヵ月ごとに受診させている。

→青字部分に誤りがあります。

 「定期健康診断」については

  ・深夜を中心とした業務に常時従事する運転者は半年に1回受けることが

   義務付けされています。

  ※所見があるもの、本人の希望に関わらず全員が対象のため要注意です。

  また深夜業に当たらないものは1年に1回の受診となります。

 

2 .事業者が、自社指定の医師による定期健康診断を実施したが、一部の運転者からは当該医師による健康診断ではなく他の医師による健康診断を受診したい旨の希望があった。そこで、自社で実施した健康診断を受診しなかった運転者には、他の医師が行う当該健康診断に相当する健康診断を受け、その結果を証明する書面を提出するようにさせた。

→正しいです。

 健康診断では定められている項目が満たされている場合は、

 自社指定以外の場所で受けた健康診断でも対象とされます。

 その際には結果を提出していただき控えを社内で保管することで対応します。

 実際の業務においても「運行の都合上」指定の日に受診ができない方

 通院している病院があるため、慣れた医師のもとで検診を受けたい方など

 いらっしゃいますので、こちらは尊重してあげてよいです。 

3 .漫然運転や居眠り運転の原因の一つとして、睡眠時無呼吸症候群と呼ばれている病気がある。この病気は、狭心症や心筋梗塞などの合併症を引き起こすおそれがあるので、事業者は、日頃から運転者に対し、睡眠時無呼吸症候群の症状などについて理解させ、早期発見・早期治療に取り組んでいる。

→正しいです。

 「睡眠時無呼吸症候群」は「単なるいびき」「ちょっと寝つきが悪い」

 程度で流されてしまうことも多いのですが、その先に大きな病気や

 命に係わる重大な結果につながる可能性がある病気です。

 現在では、簡単なスクリーニング検査があったり補助金が受けられる

 場合もありますので、積極的に取り入れ、各運転者に受診させることも

 大切となります。 

4 .常習的な飲酒運転の背景には、アルコール依存症という病気があるといわれている。この病気は専門医による早期の治療をすることにより回復が可能とされており、一度回復すると飲酒しても再発することはないので、事業者は、アルコール依存症から回復した運転者に対する飲酒に関する指導を特別に行うことはしていない。

→青字部分に誤りがあります。

 アルコール依存症は再発の可能性もあり、それは些細なきっかけから

 再び過度の飲酒につながってしまうことが多いです。

 「飲酒運転はいけないことは知っているが、ストレスから飲んでしまう

 「飲みたい衝動が我慢できないというケースも多くあります。

 飲酒運転に対する取り締まりが厳しい中でも、

 未だに飲酒運転は撲滅することができておりません。

 アルコール自体を禁止することはできませんが、

 正しい向き合い方を日々指導していく必要があります。 

2

健康起因による事故の増加への対策としての健康管理に関する問題です。

選択肢1. 事業者は、深夜( 夜11時出庫 )を中心とした業務に常時従事する運転者に対し、法に定める定期健康診断を1年に1回、必ず、定期に受診させるようにしている。しかし、過去の診断結果に「 異常の所見」があった運転者及び健康に不安を持ち受診を希望する運転者に対しては、6ヵ月ごとに受診させている。

誤りです。

深夜を中心とした業務に常時従事する運転手に対し、

健康診断は6ヶ月に1回受診させなければなりません。

選択肢2. 事業者が、自社指定の医師による定期健康診断を実施したが、一部の運転者からは当該医師による健康診断ではなく他の医師による健康診断を受診したい旨の希望があった。そこで、自社で実施した健康診断を受診しなかった運転者には、他の医師が行う当該健康診断に相当する健康診断を受け、その結果を証明する書面を提出するようにさせた。

正しい。

記述通り、ほかの医師が行う当該健康診断に相当する健康診断も認められています。

選択肢3. 漫然運転や居眠り運転の原因の一つとして、睡眠時無呼吸症候群と呼ばれている病気がある。この病気は、狭心症や心筋梗塞などの合併症を引き起こすおそれがあるので、事業者は、日頃から運転者に対し、睡眠時無呼吸症候群の症状などについて理解させ、早期発見・早期治療に取り組んでいる。

正しい。

睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が断続的に止まることにより

酸素が足りなくなり血流が早くなります。

結果、欠陥が傷つき血栓ができやすくなり狭心症・心筋梗塞

などの合併症を引き起こすおそれがあります。

選択肢4. 常習的な飲酒運転の背景には、アルコール依存症という病気があるといわれている。この病気は専門医による早期の治療をすることにより回復が可能とされており、一度回復すると飲酒しても再発することはないので、事業者は、アルコール依存症から回復した運転者に対する飲酒に関する指導を特別に行うことはしていない。

誤りです。

(アルコール依存症は)一度回復すると飲酒しても再発することはない

との記述が誤りです。

治療して回復したとしても飲酒により再発することがあります。

まとめ

睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対する取り組みは年々厳しく行われているように感じます。

SASの検査で要検査となった運転者は乗務を続ける条件に医師の診断書が必要となる場合もあります。

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