運行管理者(貨物)の過去問 平成27年度 第2回 貨物自動車運送事業法関係 問9
この過去問の解説 (3件)
④が解答となります。
1 .事業者は、事業計画に従い業務を行うに必要な員数の運転者を常時選任しておかなければならず、この場合、選任する運転者は、日々雇い入れられる者、2ヵ月以内の期間を定めて使用される者又は試みの使用期間中の者(14日を超えて引き続き使用されるに至った者を除く。)であってはならない。
→正しいです。
つまり「業務を行うために必要な従業員(運転者)は
常に雇用しておきましょう」ということになります。
その中には
・日々雇い入れられるもの(日雇い労働者)
・2か月以内の雇用期間で務めるもの
・試用期間中の者
は含まれません。
2 .事業者は、運転者等が有効に利用することができるように、休憩に必要な施設を整備し、及び運転者等に睡眠を与える必要がある場合にあっては睡眠に必要な施設を整備し、並びにこれらの施設を適切に管理し、及び保守しなければならない。
→正しいです。
・休憩に必要な施設 = 食事をしたり休憩時間を過ごせる休憩室等
・睡眠に必要な施設 = 睡眠がとれる仮眠室および布団、枕等の
寝具一式があること
3 .運転者は、疾病、疲労その他の理由により安全な運転をすることができないおそれがあるときは、その旨を事業者に申し出なければならない。
→ 正しいです。
疾病、疲労その他の理由により安全な運転をすることができない場合は
運行の許可を出すことができません。
体調の回復を待つか、代替の乗務員の手配等で対応をします。
4 .事業者は、運行指示書の作成を要する運行の途中において、運行の開始及び終了の地点及び日時に変更が生じた場合には、運行指示書の写しに当該変更の内容を記載し、これにより運転者に対し電話その他の方法により、当該変更の内容について適切な指示を行わなければならない。この場合、当該運転者が携行している運行指示書については、当該変更の内容を記載させることを要しない。
→青字部分に誤りがあります。
【運行指示書が必要な運行の途中で変更が生じた場合】
正しい対応としては以下の通りです。
・運行指示書の写し(営業所控え)に変更内容を記載
・運転者に必要な指示を行う
・運行指示書の原本(運転者が携行)にも変更内容を記載させます。
つまり、営業所控え、運転者が持つ原本の両方に同じ内容を
記載することとなります。
回答と解説は以下になります。
【正】
安全規則第17条第1号及び 第1号の2により正しいです。
【正】
安全規則第3条第3項により正しいです。
【正】
安全規則第17条第1号及び 第1号の2により正しいです。
【誤】
安全規則第9条の3第2項によると、
運行指示書の作成を要する運行の途中において、
運行の開始及び終了の地点及び日時に変更が生じた場合には、
運行指示書の写しに当該変更の内容を記載し、
これにより運転者に対し電話その他の方法により
当該変更の内容について適切な指示を行わなければなりません。
よって、当該運転者が携行している運行指示書にも変更の内容を記載させなければなりません。
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