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運行管理者(貨物)の過去問 平成27年度 第2回 実務上の知識及び能力 問34

問題

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交通事故防止対策に関する次の記述のうち、適切なものを選びなさい。
   1 .
適性診断は、運転者の運転能力、運転態度及び性格等を客観的に把握し、運転の適性を判定することにより、運転に適さない者を運転者として選任しないようにするためのものであり、ヒューマンエラーによる交通事故の発生を未然に防止するための有効な手段となっている。
   2 .
飲酒は、運転に欠かせない視力、反応時間、運動機能、注意力、集中力、判断力、平衡感覚等を大きく損なわせることから、飲酒による運転への影響を運転者に指導することは、事故防止対策の有効な手段となっている。
   3 .
指差呼称は、運転者の錯覚、誤判断、誤操作等を防止するための手段であり、信号や標識などを指で差し、その対象が持つ名称や状態を声に出して確認することをいうが、安全確認に重要な運転者の意識レベルは、個人差があるため有効な交通事故防止対策の手段となっていない。
   4 .
交通事故は、そのほとんどが運転者等のヒューマンエラーにより発生するものである。したがって、事故惹起運転者の社内処分及び再教育に特化した対策を講ずることが、交通事故の再発を未然に防止するには最も有効である。そのためには、発生した事故の調査や事故原因の分析よりも事故惹起運転者及び運行管理者に対する特別講習を確実に受講させる等、ヒューマンエラーの再発防止を中心とした対策に努めるべきである。
( 平成27年度 第2回 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問34 )
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この過去問の解説 (3件)

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「1」は誤りで、適正診断の結果で運転者の選任の可否までは行うべきではなく、あくまで適正があるかどうかの目安レベルのものとなります。

「2」は正しい内容です。

「3」は誤りで、交通事故防止の手段となっていないという部分は間違いで、事故防止の手段の一つとして実施を推奨されています。

「4」は誤りで、社内処分および再教育が最も有効な手段としている部分が間違いで、事故原因はさまざまな要因があるので有効手段は断定できるものではありません。

付箋メモを残すことが出来ます。
8

②が解答となります。

1 .適性診断は、運転者の運転能力、運転態度及び性格等を客観的に把握し、運転の適性を判定することにより、運転に適さない者を運転者として選任しないようにするためのものであり、ヒューマンエラーによる交通事故の発生を未然に防止するための有効な手段となっている。

→青字部分に誤りがあります。

 適性診断は運転者を選別するためのものではありません

 年齢や経験による運転能力、性格面などを把握するための資料として、

 当人にも客観的に結果を見てもらい、

 運転する上での心構えや注意点を知ってもらうための材料となります。 

2 .飲酒は、運転に欠かせない視力、反応時間、運動機能、注意力、集中力、判断力、平衡感覚等を大きく損なわせることから、飲酒による運転への影響を運転者に指導することは、事故防止対策の有効な手段となっている。

→正しいです。

 未だに飲酒運転は根絶することができていません。

 お酒への耐性が強い・弱いではなく、全運転者に飲酒による影響を周知し

 正しく付き合っていける教育が必要となります。 

3 .指差呼称は、運転者の錯覚、誤判断、誤操作等を防止するための手段であり、信号や標識などを指で差し、その対象が持つ名称や状態を声に出して確認することをいうが、安全確認に重要な運転者の意識レベルは、個人差があるため有効な交通事故防止対策の手段となっていない。

→青字部分に誤りがあります。

 「指差呼称」運転者の錯覚、誤判断、誤動作を防止するため

  また声を出すことでより意識を高めて正しく確認することに有効となります。

 こちらも動作・声を出すことで事故防止のためには有効な対策と言えます。 

4 .交通事故は、そのほとんどが運転者等のヒューマンエラーにより発生するものである。したがって、事故惹起運転者の社内処分及び再教育に特化した対策を講ずることが、交通事故の再発を未然に防止するには最も有効である。そのためには、発生した事故の調査や事故原因の分析よりも事故惹起運転者及び運行管理者に対する特別講習を確実に受講させる等、ヒューマンエラーの再発防止を中心とした対策に努めるべきである。

→青字部分に誤りがあります。

 交通事故はヒューマンエラーによる場合も多いです。

 しかし、その背景を見てみると多くの要因が隠れています。

 ・当人が運転に支障をきたすような疲労感、プライベートの事情などを

  抱えていなかったか

 ・過労になるような運行計画は立てられていなかったか

 ・ルートや注意個所について正しく教育ができていたか

 等、事故惹起者だけの原因ではありません。

 これらを防止するためには、正しい事故原因の分析を行い、

 それに対する対策を講ずることが有効となります。

 また事故惹起者だけではなく、同じ事業所内でも事故情報を共有することで

 同じ事故を繰り返さないような仕組みを作っていくことも大切となります。 

2

記述が適切なものは【適切】

記述が適切でないものは【不適切】

選択肢1. 適性診断は、運転者の運転能力、運転態度及び性格等を客観的に把握し、運転の適性を判定することにより、運転に適さない者を運転者として選任しないようにするためのものであり、ヒューマンエラーによる交通事故の発生を未然に防止するための有効な手段となっている。

【不適切】

適性診断の目的は、運転に適さない者を

選任しないようにすることではなく、

運転者に自分の運転の傾向や事故を起こす危険性を

客観的に知ってもらうことで、

安全運転への意識の向上させるものです。

選択肢2. 飲酒は、運転に欠かせない視力、反応時間、運動機能、注意力、集中力、判断力、平衡感覚等を大きく損なわせることから、飲酒による運転への影響を運転者に指導することは、事故防止対策の有効な手段となっている。

【適切】

記述通り、適切です。

選択肢3. 指差呼称は、運転者の錯覚、誤判断、誤操作等を防止するための手段であり、信号や標識などを指で差し、その対象が持つ名称や状態を声に出して確認することをいうが、安全確認に重要な運転者の意識レベルは、個人差があるため有効な交通事故防止対策の手段となっていない。

【不適切】

指差呼称は、安全確認のために重要な運転者の

意識レベルを高めるなど交通事故防止対策の

有効な手段の一つとして活用されています。

選択肢4. 交通事故は、そのほとんどが運転者等のヒューマンエラーにより発生するものである。したがって、事故惹起運転者の社内処分及び再教育に特化した対策を講ずることが、交通事故の再発を未然に防止するには最も有効である。そのためには、発生した事故の調査や事故原因の分析よりも事故惹起運転者及び運行管理者に対する特別講習を確実に受講させる等、ヒューマンエラーの再発防止を中心とした対策に努めるべきである。

【不適切】

ヒューマンエラーによって起きている交通事故は多いですが、

交通事故の再発を防止するには、発生した事故の

調査や事故原因の分析が重要かつ有効です。

事故起運転者に対する社内処分や再教育に

特化した対策を講ずることが最も有効とはいえず、

ヒューマンエラーの再発防止を中心とした対策に

努めるのは適切ではないです。

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