問題
1日についての最大拘束時間に違反しているものを、次の1〜4の中から1つ選びなさい。
②が解答となります。
拘束時間については1日の最大拘束時間が定められています。
【原則】 1日 13時間以内
【最大】 1日 16時間以内
となります。
また、拘束時間を算出する上で重要なポイントがあります。
・始業開始から24時間以内に次の業務が始まった場合、重なる部分の時間については拘束時間に含める事となります。
問題中では2日目の始業開始時刻が5:00となりますが、
3日目の始業開始は3:00と
2日目の24時間以内に次の業務が始まっています。
(3:00-5:00にかけての2時間)
この2時間分は2日目の拘束時間として含めることになります。
以上の条件を含めて、各日の拘束時間を計算します。
(1日目)
終業時間 - 始業時間 = 13:45
改善基準違反はなし
(2日目)
終業時間 - 始業時間 = 14:10
※2日目の24時間以内に3日目の業務が始まっています。
3:00-5:00までの2時間は2日目の拘束時間となりますので、
2日目の拘束時間は
14:10 + 2:00 = 16:10となります。
1日の拘束時間が16時間を超えているため、改善基準違反となります。
(3日目)
終業時間 - 始業時間 = 12:45
改善基準違反はなし
(4日目)
終業時間 - 始業時間 = 12:10
改善基準違反はなし
貨物自動車運送事業に従事する運転者の4日間の勤務状況に関して、違反しているものを問題を見ながら解説します。
誤りです。
拘束時間及び、連続運転時間や休憩の取り方について違反はありません。
正しいです。
1日の最大拘束時間は16時間で始業開始から24時間がその日の拘束時間となります。
2日の5:00から終業時間の19:10までの間で、14時間10分の拘束時間となり、
3日目の3:00から始業開始しているので3日目の3:00~5:00の間は2日目の拘束時間にも含まれます。
よって、2日目の拘束時間は14時間10分+2時間=16時間10分となり拘束時間の違反になります。
誤りです。
12時間45分と16時間を超えていないため、違反ではありません
誤りです。
12時間10分と16時間を超えていないため、違反はありません。
連続運転4時間
休憩30分(分割して10分単位でもいいです)
1日の最大拘束時間16時間
を覚えておきましょう。