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管理栄養士の過去問 第28回 臨床栄養学 問136

問題

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62歳、男性。週3回の維持血液透析療法を施行している。身長165cm、透析前体重60kg、ドライウエイト58kg、無尿、透析間体重増加量2.0kg(中2日)。透析前の検査値は、血清尿素窒素値85mg/dL、血清クレアチニン値9.8mg/dL、血清カリウム値5.7mEq/L、血清リン値6.3mg/dL。この患者の食事療法である。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
飲水量1.4L/日
   2 .
エネルギー量1,400kcal/日
   3 .
たんぱく質90g/日
   4 .
リン900mg/日以下
   5 .
カリウム3,000mg/日以上
( 第28回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問136 )
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この過去問の解説 (3件)

16
正解は、4です。

1 .「慢性腎臓病に対する食事療法基準2014年版」では、「できるだけ少なく」の表現だけになっています。

2 . 30~35×60=1,800~2,100kcal/日が適正なエネルギー量となります。そのため、1400kcalでは不足となります。

3 . (2007年版では、1.0~1.2 ℊ/㎏標準体重/日です)。改定後の2014年版では、たんぱく質摂取量は、0.9~1.2ℊ/㎏標準体重/日と変更されている。

計算するとたんぱく質量は、0.9×1.2×60=54~72ℊ/日となります。

4 . 〇

5 . 無尿なので、透析間の2日のうちにカリウムが蓄積して高カリウム血症になるリスクがあります。
高カリウム血症がある時は、腹膜透析であっても、カリウム制限を行います。今回の場合は、カリウムの摂取量は、2000mg/日以下となります。

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12
正解:4

リンはたんぱく質g×15以下のため、54〜72×15=810〜1080g/日より正しいと言えます。(慢性腎臓病に対する食事摂取基準 2014年版より)

1.飲水量はできるだけ少なくします。(慢性腎臓病に対する食事摂取基準 2014年版より)

2.エネルギー量は30〜35×60kg=1800〜2100kcal/日になり、1400kcal/日では少なすぎます。

3.たんぱく質は0.9〜1.2×60kg=54〜72g/日になり、90g/日では多すぎます。(慢性腎臓病に対する食事摂取基準 2014年版より)

5.カリウムの摂取量は2000mg/日以下にします。

4
正解は 4 です。

1:食事以外の飲水量は、尿量+500ml以内に抑える必要があります。

2:エネルギー必要量は、体重1kgあたり35kcalなので、この症例では、2030kcal/日となります。エネルギーが不足すると、体たんぱく質が分解され、その代謝産物である尿素、クレアチニン、カリウムなどが体内に増加してしまうため、充分なエネルギー摂取が必要です。

3:たんぱく質摂取量は、体重1kgあたり1~1.3gなので、この症例の場合は58~75g/日となります。透析中にたんぱく質の原料であるアミノ酸が失われるため、ある程度のたんぱく質を摂取する必要があります。

5:カリウムの摂取量は、2000mg/日以下が理想的です。

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