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管理栄養士の過去問 第27回 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問32

問題

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運動療法が適応となる症例である。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
血清トリグリセリド値230 mg/dLの肥満(1度)の肥満症
   2 .
尿ケトン体強陽性の2型糖尿病
   3 .
収縮期血圧200 mmHgの妊娠高血圧症候群
   4 .
空腹時血糖400 mg/dLの1型糖尿病
   5 .
血清クレアチニン値10 mg/dLの慢性腎不全
( 第27回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問32 )
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この過去問の解説 (3件)

20
正しいものは、
【1.血清トリグリセリド値230mg/dLの肥満(1度)の肥満症】です。
 肥満症の患者には運動療法が有効です。ただし、事前に膝や関節などの障害を検査して、正しい運動を行う事が大切です。

2.尿ケトン体強陽性の2型糖尿病の患者は、運動療法により脂肪酸が分解され、大量のケトン体が作られるとケトアシドーシスに陥る恐れがあるので、運動療法は適応されません。

3.妊娠高血圧症候群に限らず、収縮期血圧200mmHgは重症の高血圧なので、運動をすると脳出血を引き起こす恐れがあるため適応されません。

4.2と同じような理由により、適応されません。

5.血清クレアチニン値10mg/dLの慢性腎不全の患者は、透析療法を検討する状態なので運動療法は適応されません。

付箋メモを残すことが出来ます。
5
正解は1.【血清トリグリセリド値230mg/dLの肥満(1度)の肥満症】です。
肥満の程度によって、有酸素運動を行うことが有効です。
肥満の状態によっては膝などの関節を痛めたり、肺や心臓などの内臓に負担を与えたりするため、事前にメディカルチェックが必要です。

以下、詳細の説明です。

2.尿ケトン体強陽性の2型糖尿病
尿ケトン体強陽性の場合、重症化すると血液が酸性化してケトアシドーシス状態になります。
運動により脂肪酸の分解が促進されるとケトン体が大量に生成され、ケトアシドーシスに陥る危険が増すため、運動療法は適応されません。

3.収縮期血圧200mmHgの妊娠高血圧症候群
重症の高血圧に当てはまるため、運動によって血圧がさらに上昇し、脳出血を引き起こす危険性があるため、運動療法は適応されません。

4.空腹時血糖400mg/dLの1型糖尿病
「2.尿ケトン体強陽性の2型糖尿病」の場合と同じく、ケトアシドーシスを引き起こす可能性があるため、運動療法は適応されません。

5.血清クレアチニン値10mg/dLの慢性腎不全
運動をすると新陳代謝が活発となり、老廃物も多く作られます。
腎臓の負担を避けるために安静にすることが必要です。

1
正解は 1 です。

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/疾患治療の概要からの出題です。

1.正しい記載です。有酸素運動を行います。

2.体脂肪の分解によるケトン体が増加している状態ですので、運動はさらにケトン体を増やす危険があります。

3.妊娠高血圧症候群では安静にします。

4.インスリン作用が低下しているので、運動を行うとケトン体増加の恐れがあり行えません。

5.慢性腎不全では過度な運動は避けた方が良いでしょう。

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