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管理栄養士の過去問 第27回 臨床栄養学 問129

問題

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栄養ケアのモニタリングと再評価に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
   1 .
高張性脱水症では、舌乾燥がみられる。
   2 .
エネルギー投与量の設定には、身体活動を考慮する。
   3 .
飢餓状態患者では、血清リン値を確認する。
   4 .
肝予備能は、血清α-フェトプロテイン(AFP)値を用いて評価する。
   5 .
エネルギー投与量の設定には、体温を考慮する。
( 第27回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問129 )
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この過去問の解説 (3件)

23
正解は 4 です。

1:細胞外液が高張の場合は高張性脱水といい、主に水分不足が原因です。
細胞外液が低張の場合は低張性脱水といい、主にNa不足が原因です。
高張性脱水では、細胞内の水分が外に移動してしまうため、口渇感があり舌乾燥も見られます。

2・5:必要エネルギー量は、身体活動の増減および体温の上下に比例するため、投与量を設定する場合はこれらを考慮します。

3:飢餓状態患者では、血清リン値を調べることにより、リフィーディング症候群の有無を確認します。
リフィーディング症候群とは、長期的な飢餓状態の患者に再栄養を行う(不足していた糖質を急に投与する)と発生する代謝異常の総称です。
糖質の急な投与によりATP産生が一気に高まると、リンの消費量も増えるため、血清リン値は低下します。

4:肝臓はたくさんの機能を兼ね備えているため、予備能を調べるにあたっては、目的によりさまざまな検査値を用います。
しかし、血清α-フェトプロテイン(AFP)値は、肝臓がんなどのがんの評価に用いられる腫瘍マーカーの一つであり、予備能の指標ではありません。

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4
1. 高張性脱水症とは、体液の浸透圧が高くなる、つまり水分が不足している脱水のことを言います。この場合、口渇や舌乾燥の症状がみられるので正となります。

2. エネルギー投与量の設定には、身体活動レベルやストレス係数を考慮する必要があるので正となります。

3. 飢餓状態患者では、リフィーディング症候群の可能性があるため、血清リン値を確認する必要があります。リフィーディング症候群とは、慢性的な飢餓状態が続いている患者に積極的な栄養補給を行うことにより発症する一連の代謝合併症のことです。よって正となります。

4. 肝予備能は、アルブミンやコリンエステラーゼ、コレステロール、PT、血小板などにより評価します。血清α-フェトプロテイン(AFP)は肝臓がんなどの評価に用いられる腫瘍マーカーであるので誤となります。

5. エネルギー投与量の設定には体温を考慮するので正となります。体温上昇することによりエネルギー必要量も上昇するためです。

よって正解は、4. となります。

2
正解は 4 です。

臨床栄養学/傷病者・要介護者の栄養マネジメントからの出題です。

血清α-フェトプロテイン(AFP)値を用いて評価するのは、肝腫瘍です。
1~3、5は正しい記述となります。

1:高張性脱水症は水分欠乏型の脱水です。水は細胞の中から外へ移行し、舌乾燥のような口渇感がみられます。

2:文章の通りです。

3:飢餓状態患者のように低栄養状態に陥った患者に対して急に高度な栄養補給を行うと、リフィーディング症候群を引き起こすことがあります。その際、低リン血症のように血中ミネラル濃度が低下する状態となります。

5:体温の上昇はエネルギー必要量の上昇につながるため、考慮する必要があります。

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