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管理栄養士の過去問 第26回 応用力問題 問198

問題

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37歳、男性。妻と子ども2人の4人家族。仕事が忙しく、帰宅はほぼ毎日夜11時過ぎ。朝はぎりぎりまで寝ていて、妻が子どもの分と一緒に朝食を準備しているが、欠食。家族と一緒に食事をする頻度は週末1回程度。子どもと接する時間があまりとれず、さびしく思っている。また、この10年間、体重が増加傾向にあり、現在BMI 24.8 kg/m2となり、気にしている。
会社の健康診断時に、管理栄養士が、「朝食欠食」をどう思っているかたずねたところ、「忙しくてすぐには無理だが、近いうちに改善したい」と答えたので、熟考期(関心期)にあることがわかった。
その後、朝食を食べるようになった男性の行動変容を継続するために行う支援と、その技法や方法に関する組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
朝食を食べたかどうか、手帳に記録をつけるように勧める ----- 刺激統制
   2 .
朝食を食べるようになって減量に成功した同僚の事例を、社内報で紹介する ----- オペラント強化
   3 .
朝食を食べられない日があっても、翌日また頑張ろうと思えば良いと話す ----- 認知再構成
   4 .
夕食の食べ過ぎを防ぐため、夜の宴会を減らすように勧める ----- セルフモニタリング
   5 .
朝食用に手軽で食べやすい食品の販売を、社内の売店で増やす ----- 情報へのアクセス面の食環境整備
( 第26回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問198 )
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この過去問の解説 (3件)

5
1.朝食を食べたかどうか、手帳に記録をつけるように勧めるのは、セルフモニタリングです。
セルフモニタリングとは、自分の行動を観察したり、記録・評価することです。

2.朝食を食べるようになって減量に成功した同僚の事例を社内報で紹介するのは、モデリングです。
オペラント強化とは、行動が生じた直後の環境を変化させ、行動の頻度を調整することで、モデリングとは、他人の行動や経験を踏まえて同じように行動し、行動変容を促すことをいいます。

3.朝食を食べられない日があっても、翌日また頑張ろうと思えば良いと話すのは、認知再構成に該当するので、正しい答えです。
認知再構成とは、歪んだ認知から、正しい認知に置き換えることをいいます。

4.夕食の食べ過ぎを防ぐため、夜の宴会を減らすように勧めるのは、刺激統制です。
刺激統制とは、先行の刺激を変えることで、行動の頻度を調整する方法です。

5.朝食用に手軽で食べやすい食品の販売を、社内の売店で増やすのは、食物へのアクセス面の食環境整備です。

付箋メモを残すことが出来ます。
4
◎セルフモニタリング…食事や体重などを記録し、自分の行動を把握する方法のことを言います。

◎モデリング…他者の行動を観察することで、新しい行動変容を起こしたり、見直したりすることを言います。

◎刺激統制法…行動のきっかけとなっている刺激を利用して、行動を起こりやすくしたり、起こりにくくしたりする方法です。

◎オペラント強化法…褒めるなどして、望ましい行動を増やす方法です。

◎認知再構成…行動変容の妨げになる考えを、望ましい考え方に再構成する方法です。

1. 記録をつけることはセルフモニタリングであるので誤となります。

2. 減量に成功した同僚の事例をみることは、モデリングなので誤となります。

3. できなかったというマイナスな考えを、翌日がんばればいいという望ましい考え方に再構成しているので正となります。

4. 夜の宴会という刺激を抑制している刺激統制法であり、誤となります。

5. 売店の環境を整えることは、情報のアクセスではなく、食事へのアクセス面の食環境整備なので誤となります。

よって正解は、3. となります。

3
行動変容技法には次のようなものがあります。

・刺激統制;行動のきっかけである刺激を除去し、行動を制御する。

・セルフモニタリング;食事内容や体重を記録し、自分の行動を把握する。

・認知再構成;行動の妨げになる考えを、合理的な考えに再構成する。

・オペラント強化法;褒めるなど(報酬を用いる)し、望ましい行動を増やす。

1.× 記録はセルフモニタリングです。

2.× 成功事例の紹介はモデリング(分かりやすい対象に置き換える事)です。

3.○ 必ずしないといけないという負担を無くすために考え方を再構成しています。

4.× 宴会という刺激を制御する、刺激統制法です。

5.× 情報へのアクセスではなく、食事へのアクセス面の環境整備です。

よって正解は3です。

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