正解は5.【インスリン】です。
以下、詳細の説明です。
1.×
アディポネクチンとは、
脂肪細胞から産生される生理活性物質(サイトカイン)の一つです。
インスリン感受性を高め、脂肪を燃焼させるため、
体脂肪を燃焼させる作用があります。
2.×
カテコールアミンとは、
副腎髄質および体内の神経細胞で生成・合成される神経ホルモンです。
神経伝達物質としての機能をもち、生体内に存在するカテコールアミンには
アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミンなどがあります。
ストレス反応に重要な役割を果たすほか、体脂肪を燃焼させる作用があります。
3.×
トリヨードチロニン(T3)は甲状腺ホルモンの一種です。
糖やたんぱく質、脂質の代謝を促進して新陳代謝を促したり、
交感神経の活動を活発にしたりといった作用があります。
4.×
脂肪細胞から分泌されるホルモンの一種です。
食欲を抑制し、エネルギー代謝を活性化させる機能をもつため、
体脂肪を燃焼させる作用があります。
5.○
インシュリンは肝臓での糖新生を抑制し、
グリコーゲン合成を促進することで肝静脈へのブドウ糖放出を抑制する働きを持ちます。
よって、インシュリンレベルの高い状態が続くと、
エネルギーとして使われずに余った糖は脂肪細胞の中に取り込まれて蓄えられるため、
体脂肪が増加します。