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管理栄養士の過去問 第25回 臨床栄養学 問146

問題

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短腸症候群に関する記述である。誤っているのはどれか。
   1 .
在宅静脈栄養法の適応となる。
   2 .
症状に下痢がある。
   3 .
クローン病は、原因疾患となる。
   4 .
成人では、残存小腸の長さが150 cm以下である。
   5 .
経口摂取は、不可能である。
( 第25回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問146 )
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この過去問の解説 (3件)

3
短腸症候群は、通常5~6mある成人の小腸の長さを1.5m以下に切除したことで消化吸収に障害が起こるものです。小腸の長さが短くなることで消化吸収をできる面積が減少し様々な症状が発生します。

1 .経口摂取が困難な場合に、在宅静脈栄養が活用されています。小腸の長さが100cm以下になると経口による栄養管理がむずかしくなります。

2.消化吸収障害が起こることによる下痢は代表的症状です。嘔吐や低栄養、脱水なども起こります。

3.クローン病は原因となります。
クローン病は口腔から肛門まで消化器の
広範囲に点在して炎症、潰瘍を伴う疾患です。短腸症候群の原因の10%を占めます。

また、同じ炎症性疾患の潰瘍性大腸炎と合わせて病変部位、好発年齢、症状、栄養療法が問われることがあり確認しておくと良いでしょう。

4.在存小腸150cm以下で短腸症候群に当てはまります。

5.在存小腸が100cm以下だと経口からの消化吸収は難しくなりますが、それ以外の場合可能です。
よって正解は5です。

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1
◎短腸症候群とは、小腸の切除のため吸収面積が減少し、水分、電解質、栄養素などの吸収が障害されるために生じる症候群のことです。

1. 中心静脈栄養を継続する場合は、在宅静脈栄養が行われるので正となります。

2. 消化吸収がうまく行われないため、術後頻回の水様下痢、回復適応期でも水様下痢は減るが下痢がみられるので正となります。

3. クローン病は原因疾患となるので正となります。その他に上腸間膜動・静脈血栓症、イレウスなどが原因疾患となります。

4. 短腸症候群の診断基準は、残存小腸が小児で75cm以下、成人で150cm以下となっているので正となります。

5. 第Ⅲ期(安定期)では、経腸栄養や経口摂取を進めながら中心静脈栄養をやめていくので誤となります。

よって正解は、5. となります。

1
1.短腸症候群により残存小腸が100cm以下となった場合は経口摂取が難しいため在宅静脈栄養法が適応されます。
正しい答えです。

2.小腸が短くなったことで吸収不良がみられるので、下痢も起こります。
正しい答えです。

3.クローン病も原因疾患の一つに挙げられます。
正しい答えです。

4.短腸症候群とは、残存小腸が150cm以下となり、栄養素の消化吸収に障害がみられる疾患です。
正しい答えです。

5.残存小腸が150cm以下であれば経口摂取も可能です。
よって、誤った答えとなります。

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