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管理栄養士の過去問 第25回 応用力問題 問197

問題

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55歳、男性、胃がんにて胃亜全摘手術をうけた。手術2か月後、食後2時間後に動悸、冷や汗、手の震えが起こった。身長172 cm、体重56.0 kg、血圧134/74 mmHg、血中ヘモグロビン値10.2 g/dL、血清アルブミン値3.6 g/dL。

本症例の病状予防のための食事療法に関する記述である。正しいのはどれか。
   1 .
食事は、高糖質とする。
   2 .
短時間で食べさせる。
   3 .
全粥食にする。
   4 .
食後はしばらく横にさせる。
   5 .
間食は制限する。
( 第25回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問197 )
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この過去問の解説 (3件)

3
食後2時間後に症状が現れていることから後期ダンピング症候群であると推定できます。後期ダンピング症候群は、胃の内容物の急速に腸管へ移動することで炭水化物の吸収が増大した結果、高血糖になり、インスリンが過剰に分泌され、逆に低血糖になってしまうことで起こります。

1. 食事が高糖質であると、高血糖になり、過剰にインスリンが分泌されてしまうため、誤となります。

2. 1回の食事量を少なくし、ゆっくりと時間をかけて摂るようにするとよいので誤となります。

3. 水分は少ない方がよいので、普通食の方が好ましく、誤となります。

4. 症状が出たら無理せずしばらく横になって休むことが大切なので正となります。

5. 低血糖を予防するために飴や氷砂糖などで糖分を補給することは大切なので、間食を制限する必要はなく誤となります。

よって正解は、4. となります。

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1
この症例は、後期ダンピング症候群と診断できます。
後期ダンピング症候群を予防するには、下記の食事療法をすすめます。

1.大量の糖質が空腸に移動することにより、生じるので、食事は低糖質とします。

2.食物の胃排出時間が速くなることにより、生じるので、食事はできる限り時間をかけて食べさせます。

3.全粥食の必要はなく、常食で問題ありません。

4.食後、体を横にすることで、食物の腸への移送速度を抑えることができます。
よって、正しい答えとなります。

5.ダンピング症候群予防のため、少量頻回食にする必要があるので、間食も利用します。

0
1.食事はインスリンの過剰分泌を防ぐために、低糖質とします。

2.時間をかけて食べることが望ましいです。

3.全粥食よりも普通食の方がよい。(水分の過剰摂取を防ぐため。)

5.間食を制限する必要はありません。

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