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管理栄養士の過去問 第24回 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問44

問題

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クッシング症候群の症候である。誤っているのはどれか。
   1 .
中心性肥満
   2 .
多毛
   3 .
赤紫色皮膚線条
   4 .
満月様顔貌
   5 .
テタニー発作
( 第24回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問44 )
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この過去問の解説 (3件)

8
 クッシング症候群とは、副腎皮質ホルモン、特に糖質コルチコイド(グルココルチコイド)の過剰による症候群です。
 ①脂質代謝異常:脂肪組織増加による水牛様脂肪沈着、中心性肥満、満月様顔貌、脂質異常症
 ②たんぱく質代謝異常:たんぱく質合成低下による赤紫色皮膚線条、皮下溢血、筋萎縮
 ③糖代謝異常:グルココルチコイドのインスリン拮抗作用による耐糖能障害(糖尿病)
 ④電解質異常:ミネラルコルチコイド作用や昇圧・降圧機構障害による高血圧
 ⑤骨代謝異常:尿細管でのカルシウム再吸収の抑制などによる骨粗鬆症
 ⑥男性ホルモン増加:多毛、にきび
 ⑦その他:易感染性(細胞性免疫の低下)、精神障害(抑うつ状態)

以上をふまえて解説します。

1.○

2.○

3.○

4.○

5.× テタニー発作はクッシング症候群ではみられません。
 テタニー発作とは、筋肉の異常な収縮による硬直、しびれ、知覚障害などを生じる状態のことで、低カルシウム血症で起こります。

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4
クッシング症候群とは、糖質コルチコイド過剰症のことです。
脳下垂体腫瘍からACTHが過剰に分泌されたり、副腎の腫瘍から糖質コルチコイドが過剰に分泌されることにより起こります。
症状としては、コルチゾールの過剰によるものでは、顔が丸く見える満月様顔豹、中心性肥満、高血圧、浮腫、骨粗鬆症、尿路結石、糖尿病などがみられます。
また、アンドロゲンの過剰によるものでは、多毛やにきびなどがみられます。

上記より、選択肢1~4番の症状はすべてクッシング症候群のときにみられます。

5番のテタニー発作は、低カルシウム血症で起きます。
クッシング症候群では、コルチゾール過剰が腸管でのカルシウム吸収を抑制するため、PTH(副甲状腺ホルモン)の分泌が過剰になり、骨吸収による高カルシウム血症を起こします。
よって、5番が誤った答えとなります。

3
5.テタニー発作は副甲状腺機能低下症の症状となります。

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