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管理栄養士の過去問 第24回 応用力問題 問200

問題

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8か月の男児、生後より母乳をよく飲み、離乳食も摂取できている。日光はがんの原因になることを聞いたので、室内で過ごしてほとんど外出させていない。不機嫌が続くので、病院を受診したところ、低力ルシウム(Ca)血症、副甲状腺ホルモン(PTH)濃度増加がみられ、レントゲン写真でくる病と診断された。

本疾患における血中Ca濃度とPTH分泌に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。

  a PTHは、尿中へCa排泄を増加させた。
  b PTHは、腸管でのCa吸収を抑制した。
  c PTHは、腎尿細管でのCa再吸収を促進した。
  d 低Ca血症によりPTH分泌が亢進した。
   1 .
aとc
   2 .
aとb
   3 .
cとd
   4 .
bとc
   5 .
aとd
( 第24回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問200 )
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この過去問の解説 (4件)

3
活性型ビタミンDは腸管にはたらき、カルシウムの吸収を促進します。
ビタミンDが減少することにより、活性型ビタミンDも減少し、カルシウムの吸収が低下します。
そして血液中のカルシウムが低下したことにより副甲状腺ホルモン(PTH)は骨からカルシウムを出させ、腎尿細管に働きかけて再吸収を促進します。

a 誤
PTHは尿中へのCa排泄を減少させます。

b 誤
PTHは、腸管でのCa吸収を促進させます。

c ○

d ○

したがって選択肢3が正答となります。

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1
正解は 3 です。
応用力試験からの出題です。臨床栄養学/疾患・病態別栄養ケア・マネジメントに該当する問題です。

PTHは血中カルシウム濃度を上昇させるホルモンです。
これはカルシウムの小腸からの吸収を促進して、骨への吸収を高める働きと、腎臓からのカルシウム排泄を抑制する働きによるものです。

a:尿中へカルシウムを排泄させると血中カルシウム濃度が低下してしまうため、本来のPTHの説明に合致しません。
b:PTHは腸管からの吸収を促進する働きがあるホルモンですので誤りです。
c:正しい記載です。カルシウムの再吸収が促進されることで血中カルシウム濃度を高めます。
d:正しい記載です。血中カルシウム濃度を上昇させようとPTH分泌が高まります。

よって正しい記載はcとdとわかり、正解は 3 となります。

0
PTHは血中のCaをふやす方向に働くホルモンなので、それを念頭に置いて考えると答えがわかります。

a:尿中に排せつすると体内にあったCaが失われ、血中Ca濃度も下がるので誤りです。

b:腸管からの吸収は、促進することで体にCaが取り込まれていき血中濃度が上がるので、この選択肢も誤りです。

正解◎c腎尿細管で再吸収されたCaは体内に留まり、血中濃度を上げることに繋がるので正しいです。

正解◎d低Ca血症で、それに対してCaの血中濃度を上げて正常に戻そうとするためにPTH分泌が促進されたと考えられます。

0
本患者は、日光不足によるビタミンD不足によって、くる病を発症したと考えられます。

ビタミンDは体内で活性型ビタミンDへと変換され、腎臓でのカルシウムの再吸収を促進します。
しかし、日光不足によるビタミンD不足のため、カルシウムの再吸収が阻害され、低Ca血症を起こします。
このCa濃度の低下を受けて副甲状腺ホルモンが分泌され、腎臓でのカルシウム再吸収をあげようとします。

a. PTHは尿中へのCa排泄を減少させます。

b. PTHは腸管でおCa吸収を促進させます。

c. 正解です。PTHは、腎尿細管でのCa再吸収を促進します。
d. 正解です。低Ca血症によりPTH分泌が亢進します。

よって正解は3. となります。

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