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管理栄養士の過去問 第29回 応用力問題 問192

問題

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21歳、男性、事務職。入社時健診で血清総コレステロールの高値を指摘されて来院した。父親が高LDL-コレステロール血症と狭心症で治療中であり、兄は心筋梗塞で突然死している。
身長170cm、体重66kg、ウエスト周囲長82cm、血圧132/80mmHg。両側のアキレス腱の肥厚を認める。空腹時の血液検査値は、総コレステロール364mg/dL、HDL-コレステロール54mg/dL、トリグリセリド110mg/dL、血糖102mg/dL、HbA1c 5.5%。肝、腎、および甲状腺機能は正常。

この症例の病態に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
糖尿病型である。
   2 .
メタボリックシンドロームである。
   3 .
血清LDL-コレステロール値は、200mg/dLと算出される。
   4 .
LDL受容体の異常が考えられる。
   5 .
本態性高血圧である。
( 第29回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問192 )
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この過去問の解説 (3件)

6
正解:4

1.空腹時血糖値126mg/dL以下、HbA1c6.5%以下のため糖尿病型と判断することはできません。

2.男性のメタボリックシンドロームの必須項目はウエスト周囲径は85cm以上のため、対象者は82cmであることからメタボリックシンドロームとはいえません。

3.LDLコレステロール=総コレステロールーHDLコレステロールートリグリセリド÷5で求めることができます。よって、LDLコレステロール=364ー54−110÷5となり、LDL=288mg/dLと算出されます。

4.LDLコレステロールが288mg/dL、対象者の父や兄の病歴、両側のアキレス腱の肥厚を考慮して、ヘテロ型の家族性コレステロール血症の疑いが考えられます。よってLDL受容体の異常が考えられます。

5.高血圧は収縮期血圧140以上または拡張期血圧は90以上になるため、本態性高血圧ではないと考えられます。

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0
正解は 4 です。

1:血糖、HbA1c共に糖尿病の診断基準を下回る数値なので当てはまりません。

2:ウエスト周囲長82cmは、メタボリックシンドロームの診断基準85cmを下回るので当てはまりません。

3:血清LDL-コレステロール値は、
「総コレステロール - HDLコレステロール ー トリグリセリド ÷ 5」
で算出されます。問題文の場合、288㎎/dlとなります。

4:正答。血清LDL-コレステロール値288㎎/dlであり、両側のアキレス腱の肥厚および家族歴がみられるため、家族性高コレステロールの疑いがあります。

5:本態性高血圧の範囲を下回るため、当てはまりません。

0
正解は 4 です。
応用力問題からの出題です。臨床栄養学/疾患・病態別栄養ケア・マネジメントに該当します。

1.空腹時血糖が126㎎/dl以下で、HbA1cも6.5%以下であるため、該当しません。

2.ウエスト周囲長85㎝未満であるため、該当しません。

3.LDLコレステロールは、総コレステロール-HDLコレステロール-(トリグリセリド/5)から算出して、288㎎/dlとなります。

4.正しい記載です。家族性高コレステロールの一因である、LDL受容体の異常が考えられます。

5.収縮期血圧140mmHg以下、拡張期血圧90mmHg以下であるため、該当しません。

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