管理栄養士の過去問 第30回 社会・環境と健康 問14

予防給付は、支援が必要と認められた人(要支援1、要支援2)に給付されます。

予防給付で提供されるサービスには、訪問サービス、通所サービス、短期入所サービス、住宅改修があります。

施設サービスは、介護が必要と認められた人(要介護1〜要介護5)に給付される介護給付によって提供されるサービスです。

よって、誤っているのは、4.です。

正解は　４　です。
問題文は「誤っているもの」を選ぶよう指示している点に注意してください。

介護保険制度では、要支援者は予防給付の対象、要介護者は介護給付の対象となります。

【予防給付】
訪問サービス（訪問介護、居宅療養管理指導、訪問看護など）、通所サービス（デイサービス、デイケア）、短期入所サービス、住宅改修などが提供されます。

【介護給付】
訪問サービス（訪問介護、居宅療養管理指導、訪問看護など）、通所サービス（デイサービス、デイケア）、短期入所サービス、住宅改修などに加え、施設サービス（特別養護老人ホーム、老人保健施設、介護型療養病床など）が提供されます。

正解は　４　です。
社会・環境と健康/保健・医療・福祉の制度からの出題です。

介護保険で受けられるサービスには、予防給付と介護給付があります。
このうち、訪問サービス、通所サービス、短期入所サービスは都道府県が指定・監督を行って予防給付でも介護給付でも受けることができるサービスです。
また手すりをつけるなどの住宅改修も、予防給付でも介護給付でも受けることができます。

しかし施設サービスは要介護者でなくては利用できず、予防給付ではまかなわれません。
従って正解は　４　となります。