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管理栄養士の過去問 第31回 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問20

問題

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ヒトの生体エネルギーと代謝・栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
栄養形式は、独立栄養である。
   2 .
体の構成成分として、糖質は脂質よりも多い。
   3 .
解糖系は、好気的に進む。
   4 .
脱共役たんぱく質(UCP)は、ミトコンドリアに存在する。
   5 .
電子伝達系では、窒素分子が電子受容体として働く。
( 第31回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問20 )
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この過去問の解説 (3件)

21
1. ヒトは従属栄養生物です。独立栄養生物とは、無機化合物だけを炭素源とし、無機化合物や光をエネルギー源として生育する生物のことです。

2. 体の構成成分として、糖質は脂質よりも少ないです。体の構成成分の60〜70%は水であり、たんぱく質と脂質が各々15%程度、ミネラルが数%含まれています。糖質は微量しか含まれていません。

3. 解糖系は嫌気的に進みます。

4. 正解です。脱共役たんぱく質(UCP)はミトコンドリアの内膜に存在しています。

5. 電子伝達系では、酸素分子が電子受容体として働きます。

付箋メモを残すことが出来ます。
5
正解は4です。

1.×
栄養形式は、摂取する食物によって区別される形式のことで、無機物を摂取する独立栄養(無機栄養)、有機物を摂取する従属栄養(有機栄養)などに分類されます。
ヒトは従属栄養に分類されます。

2.×
体の構成成分は
①水分 50~70%
②たんぱく質 15~20%
③脂質 13~20%
④ミネラル 5~6%
⑤糖質 1%
となっており、糖質は脂質より少なくなっています。

3.×
解糖系は、1分子のグルコースを2分子のピルビン酸もしくは乳酸に代謝する嫌気的(酸素を必要としない)反応経路です。

4.〇
脱共役たんぱく質(UCP)は、褐色脂肪細胞のミトコンドリア内に存在しています。
電子伝達系でプロトンがミトコンドリア内膜に移動すると、通常は酸化的リン酸化によりATPが合成されます。しかしUCPがあるとプロトンはATPを合成せず、保存すべきエネルギーが体熱として拡散されるようになります。

5.×
電子伝達系は、酸素分子が電子受容体として働きます。

3
正解:4

1.ヒトの栄養形式は、従属栄養です。
  独立栄養とは、無機化合物あるいは光をエネルギー
  源とすることです。食物連鎖では、生産者に当たり
  ます。
  従属栄養とは、独立栄養生物が合成した有機化合物
  を栄養とします。

2.体の構成成分として、糖質は脂質よりも少ない
  です。
  脂質は13〜20%、糖質は1%程度しかありませ
  ん。

3.解糖系は、酸素がない状況(嫌気的)でも代謝する
  ことができます。
  嫌気的な条件下では、ピルビン酸が乳酸になる反応
  につかわれます。

4.脱共役たんぱく質(UCP)は、ミトコンドリアや
  褐色脂肪細胞に存在します。
  熱生産のため脱共役作用をもつたんぱく質のこと
  です。

5.電子伝達系では、酸素分子が電子受容体として働き
  ます。

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