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管理栄養士の過去問 第31回 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問25

問題

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症候に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
直腸温は、腋窩温より低い。
   2 .
起座呼吸(起坐呼吸)は、呼吸を楽にするために座位をとる状態である。
   3 .
タール便は、直腸からの出血でみられる。
   4 .
高張性脱水は、水に比べてNaが多く喪失した場合にみられる。
   5 .
JCS(JapanComaScale)は、呼吸機能の指標である。
( 第31回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問25 )
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この過去問の解説 (3件)

13
正解は2です。

1.×
直腸温は体の中心部により近いので、腋窩温より高くなります。
直腸温>口腔温>腋窩温の順に高くなっています。

2.〇
起座呼吸(起坐呼吸)は、呼吸を楽にするために座位をとる状態です。

3.×
タール便はS字結腸より口側、多くは上部消化管(食道、胃、十二指腸)の出血による便です。
長時間消化管に停滞し、胃酸の作用を受けて赤血球が変色することにより、便が黒色を呈することが多いといわれています。
直腸による出血の場合は、鮮血便がみられます。

4.×
高張性脱水は、水欠乏性脱水ともいわれ、Naの損失以上に水が失われるため、血漿浸透圧が高くなります。
水に比べてNaが多く喪失したのは低張性脱水で、ナトリウム欠乏性脱水とも言われ、血漿浸透圧が低くなります。
また水とNaが共に失われる脱水は、等張性脱水(混合性脱水)と呼ばれています。

5.×
JCS(JapanComaScale)は、意識障害と意識レベルの指標です。
短時間で簡便に意識レベルの評価を行うことができ、間脳・中脳・延髄への侵襲の目安として判定しやすいため、緊急時に用いられています。

付箋メモを残すことが出来ます。
2
1. 直腸温は腋窩温より高いです。体温は、舌下、直腸、腋窩等で測定することができます。舌下温は舌の下に体温計を挟んで計測する方法で、体の中心に近い体温を測定することができます。直腸温は肛門に体温計を挿入して計測する方法で、舌下温より体の中心に近い体温を計測できます。腋窩温は腋の下に体温計を挟んで計測する方法で、公共の場所での体温測定に用いられていますが、発汗や体温計の挟み込み不足などで正確な体温測定ができない場合があります。

2. 正解です。起坐呼吸は呼吸を楽にするために座位をとる状態のことをいいます。座位の姿勢をとると、横隔膜が下がり呼吸面積が広がる、心臓に戻ってくる血液が減少するので肺うっ血が軽減する、等の理由から呼吸が楽になると考えられています。

3. タール便は胃や十二指腸からの出血でみられます。直腸から出血している場合は、鮮血便がみられます。

4. 高張性脱水はNaより水分が多く喪失した場合にみられます。細胞外液が濃くなっているので、細胞内液の水分が細胞外に移動します。そのため、循環血液量は保たれますが、細胞内液の減少により口渇を強く訴えます。水に比べてNaが多く喪失した場合は、低張性脱水を引き起こします。低張性脱水では、細胞外液が薄くなっているので、細胞外液の水分が細胞内に移動します。そのため、循環不全を起こします。また、水とNaを共に喪失した場合は、等張性脱水を引き起こします。等張性脱水では細胞内外の水分の移動がないため、循環血流量は著明に減少します。

5. JCS(JapanComaScale)は、日本で主に使用される意識障害の評価方法です。

2
正解:2

1 . 直腸温は、腋窩温より高いです。

2 . 起座呼吸(起坐呼吸)は、心疾患、肺疾患などの
 患者さんの呼吸を楽にするために座位をとる状態
 のことです。

3 . タール便は、上部消化管からの出血でみられます。
 便の色は黒色です。

4 . 高張性脱水は、Naに比べて水が多く喪失した場合に
 みられます。
 高張性脱水は水欠乏性脱水ともいいます。

 低張性脱水は、水に比べてNaが多く喪失した場合に 
 みられます。
 低張性脱水はナトリウム欠乏性脱水ともいいます。

5 . JCS(JapanComaScale)は、意識障害の深度
(意識レベル)分類の指標です。
 JCSは評価基準がわかりやすいため、日本では広く
 普及しています。

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