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管理栄養士の過去問 第32回 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問21

問題

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糖質・脂質代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
腎臓は、糖新生を行わない。
   2 .
筋肉は、糖新生を行う。
   3 .
インスリンは、肝細胞のグルコース輸送体( GLUT2 )に作用する。
   4 .
ホルモン感受性リパーゼの活性は、インスリンによって抑制される。
   5 .
過剰なアルコール摂取により、血清トリグリセリド値は低下する。
( 第32回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問21 )
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この過去問の解説 (3件)

22
正解は4です。

1.糖新生は主に肝臓で行われますが、一部、腎臓と小腸でも行われます。

2.筋肉には糖新生の最終経路で必要な酵素(グルコースー6ーホスファターゼ)が存在しないため、行われません。グルコースー6ーホスファターゼは肝臓と腎臓にしか存在しません。

3.インスリンは、主に骨格筋に存在するグルコース輸送体(GLUT4)に作用します。
2型糖尿病になると血液中のグルコースが正常に細胞内に取り込まれず、血糖値が上昇したままになります。そこでインスリンに応答して血糖値を保つために重要な役割を果たしているのが、グルコース輸送体(GLUT4)で、インスリンの刺激に応答して細胞膜に輸送され、血中のグルコースを細胞内に取り込みます。

4.ホルモン感受性リパーゼの活性は、インスリンによって抑制されます。逆に、インスリンによって促進されるのは、リポタンパク質リパーゼです。

5.過剰なアルコール摂取は、血清トリグリセリド値が上昇します。

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5
正解.4
ホルモン感受性リパーゼの活性は、インスリンによって抑制されます。

1.誤りです。
糖新生とは、エネルギー産生の主要物質であるグルコースが不足した際などに脂質・アミノ酸・乳酸など糖質ではない物質からグルコースを生成することを言います。腎臓では微量だけ行います。

2.誤りです。
筋肉には、糖新生で必要な酵素(グルコース-6-ホスファターゼ)が存在しないため、行われません。

3.誤りです。
インスリンは、膵臓から分泌されると、細胞内に留まっていたグルコース受容体(GLUT4)に作用するので、グルコースをとりこむようになります。

5.誤りです。
過剰なエネルギー摂取は、血清トリグリセリド値が上昇します。

4
正解は(4)

(1)誤り。
腎臓で糖新生は行えます。
肝と腎のみ糖新生の酵素(グルコース‐6‐ホスファターゼ)を持っているので、糖新生を行えます。

(2)誤り。
筋肉はグルコース‐6‐ホスファターゼを持たないため、糖新生を行えません。

(3)誤り。
GLUT2ではなく、GLUT4です。
GLUT2はインスリンに関係なく糖を取り込めますが、GLUT4はインスリンが無ければ、細胞内に糖を取り込むことが出来ません。

(4)正解。
ホルモン感受性リパーゼの活性は、インスリンによって抑制され、アドレナリン・グルカゴンによって促進されます。

(5)誤り。
過剰なアルコール摂取は血清トリグリセリド値を上昇させます。

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