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管理栄養士の過去問 第32回 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問37

問題

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運動器系に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
エストロゲンは、骨吸収を促進する。
   2 .
骨粗鬆症では、骨密度が増加する。
   3 .
関節リウマチでは、多発関節炎が起こる。
   4 .
変形性関節症では、関節軟骨の肥大が起こる。
   5 .
サルコペニアでは、骨格筋量が増加している。
( 第32回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問37 )
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この過去問の解説 (3件)

10

正解は「関節リウマチでは、多発関節炎が起こる。

選択肢1. エストロゲンは、骨吸収を促進する。

誤り。

エストロゲンは、【骨吸収を抑制】する働きがあります。

そのため、閉経によりエストロゲンが減少すると骨吸収が促進し、骨粗しょう症を引き起こしやすくなります。

選択肢2. 骨粗鬆症では、骨密度が増加する。

誤り。

骨粗しょう症では、骨密度が【減少】します。

骨粗しょう症とは、低骨量と骨質の劣化などで、骨強度が低下し、骨折の危険性が増加してしまう疾患です。

選択肢3. 関節リウマチでは、多発関節炎が起こる。

正解。

関節リウマチとは、自己免疫反応によって炎症を起こした関節滑膜細胞が増殖を続けることで、軟骨や骨を破壊してしまい、最終的には関節の破壊にまで至ります。

慢性的な多発関節炎が主な症候になります。

選択肢4. 変形性関節症では、関節軟骨の肥大が起こる。

誤り。

変形性関節症は関節軟骨の変性による疾患です。

荷重によって間接に負荷がかかるのでリスクも増大します。

好発部位として、体重がかかる膝関節や股関節が挙げられます。

関節面の軟骨が肥大増殖していくと、骨棘と呼ばれるものになります。

選択肢5. サルコペニアでは、骨格筋量が増加している。

誤り。

サルコペニアでは、骨格筋量の【減少】が見られます。

サルコペニアには、加齢による一次性サルコペニアと、栄養や活動不足、疾患により起こる二次性サルコペニアに分類されます。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

正解は「関節リウマチでは、多発関節炎が起こる。」です。

選択肢1. エストロゲンは、骨吸収を促進する。

エストロゲンは卵巣から分泌される卵胞ホルモンの一種です。子宮内膜の増殖や自律神経の安定、骨吸収を抑制し、骨形成を促進するなどの働きがあります。

選択肢2. 骨粗鬆症では、骨密度が増加する。

骨粗鬆症は、骨密度が低下した状態です。

加齢により女性ホルモンが減少すると、腸管でのカルシウム吸収が悪くなり、骨吸収も進んでしまうため骨がもろくなってしまいます。

選択肢3. 関節リウマチでは、多発関節炎が起こる。

多発性関節炎の多くは、関節リウマチ、乾癬性関節炎などの自己免疫疾患が原因で発症します。

選択肢4. 変形性関節症では、関節軟骨の肥大が起こる。

変形性関節症とは、慢性の関節炎を伴う関節疾患で、関節軟骨がすり減った状態が認められます。

選択肢5. サルコペニアでは、骨格筋量が増加している。

サルコペニアとは、ギリシャ語で、サルコ(筋肉)、ペニア(減少)を意味し、加齢による骨格筋量の低下を特徴とする症候群のことです。

1

正解.関節リウマチでは、多発関節炎が起こる。

選択肢1. エストロゲンは、骨吸収を促進する。

誤りです。

女性ホルモンとして、「エストロゲン」と「プロゲステロン」があり、エストロゲンは卵胞ホルモン、プロゲステロンは黄体ホルモンです。エストロゲンは、骨の形成を促進させる働きもあります。

選択肢2. 骨粗鬆症では、骨密度が増加する。

誤りです。

骨粗鬆症は、骨密度の低下や骨質の劣化により、骨折しやすくなる疾患です。骨形成は女性ホルモンとの関連が大きいので、閉経後、注意が必要です。

選択肢3. 関節リウマチでは、多発関節炎が起こる。

関節リウマチは、免疫機能が不具合を起こし、関節の腫れ、痛みが起こる病気です。そして、多発関節炎は、3か所以上の関節で関節炎が見られる症状です。関節リウマチでは、多発関節炎が起きます。

選択肢4. 変形性関節症では、関節軟骨の肥大が起こる。

誤りです。

関節軟骨とは、関節を作る骨の骨端を覆う軟骨の事です。この部分がすり減って炎症を起こすと痛み、それが続くと変形します。この症状が変形性関節症です。

選択肢5. サルコペニアでは、骨格筋量が増加している。

誤りです。

骨格筋とは、骨格に付着してる筋肉の事です。骨格筋量は減少すると、握力、下肢筋、体幹筋といった全身の筋力が低下します。この症状を「サルコペニア」といいます。骨格筋量の減少の原因は、加齢、活動量低下、病気、低栄養などです。

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