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管理栄養士の過去問 第33回 基礎栄養学 問72

問題

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栄養素の消化と吸収に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
でんぷんがα-アミラーゼにより加水分解されると、主にグルコースが生成される。
   2 .
たんぱく質の消化は、十二指腸から始まる。
   3 .
トリアシルグリセロールの消化は、回腸から始まる。
   4 .
2価鉄(Fe2+)は、3価鉄(Fe3+)となり吸収される。
   5 .
ビタミンB12の吸収には、内因子との結合が必要である。
( 第33回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問72 )
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この過去問の解説 (3件)

17

正解は【ビタミンB12の吸収には、内因子との結合が必要である。】です。

選択肢1. でんぷんがα-アミラーゼにより加水分解されると、主にグルコースが生成される。

でんぷんがα‐アミラーゼにより加水分解されると、にマルトースやオリゴ糖が生成します。

選択肢2. たんぱく質の消化は、十二指腸から始まる。

たんぱく質の消化は、胃から始まります。

選択肢3. トリアシルグリセロールの消化は、回腸から始まる。

トリアシルグリセロールの消化は、十二指腸で胆汁酸によって乳化されるところから始まります。

選択肢4. 2価鉄(Fe2+)は、3価鉄(Fe3+)となり吸収される。

3価鉄(Fe3+)は、2価鉄(Fe2+)となり吸収されます。

選択肢5. ビタミンB12の吸収には、内因子との結合が必要である。

ビタミンB12の吸収には、内因子との結合が必要です。

付箋メモを残すことが出来ます。
5

正解は ビタミンB12の吸収には、内因子との結合が必要である。 です。

選択肢1. でんぷんがα-アミラーゼにより加水分解されると、主にグルコースが生成される。

α-アミラーゼは、デキストリンやマルトースを生成します。

グルコースは、α-アミラーゼによってでんぷんがマルトースに分解された後、小腸細胞内で生成(分解)されます。

選択肢2. たんぱく質の消化は、十二指腸から始まる。

たんぱく質の消化は胃から始まります。

胃では、胃液に含まれる消化酵素・ペプシンが作用します。

選択肢3. トリアシルグリセロールの消化は、回腸から始まる。

トリアシルグリセロールの消化は十二指腸から始まります。

リパーゼや胆汁酸によって分解されます。

選択肢4. 2価鉄(Fe2+)は、3価鉄(Fe3+)となり吸収される。

2価鉄はそのまま2価鉄の形で吸収されます。

ヒトは2価鉄しか基本的に吸収できないため、3価鉄は胃で2価鉄に還元されて吸収されます。

鉄には2価鉄を多く含むヘム鉄と3価鉄を多く含む非ヘム鉄に分類され、ヘム鉄は動物性食品に、非ヘム鉄は植物性食品に多く含まれます。

選択肢5. ビタミンB12の吸収には、内因子との結合が必要である。

ビタミンB12は胃液に含まれるキャッスル内因子と結合し、回腸から吸収されます。

4

正解は≪ビタミンB12の吸収には、内因子との結合が必要である。≫です。

選択肢1. でんぷんがα-アミラーゼにより加水分解されると、主にグルコースが生成される。

でんぷんがα-アミラーゼにより加水分解されると、主にデキストリンやマルトースが生成されます。

選択肢2. たんぱく質の消化は、十二指腸から始まる。

たんぱく質の消化は、胃から始まります。

選択肢3. トリアシルグリセロールの消化は、回腸から始まる。

トリアシルグリセロールの消化は、十二指腸から始まります。

選択肢4. 2価鉄(Fe2+)は、3価鉄(Fe3+)となり吸収される。

3価鉄(Fe3+)は、2価鉄(Fe2+)となり吸収されます。

選択肢5. ビタミンB12の吸収には、内因子との結合が必要である。

ビタミンB12の吸収には、内因子との結合が必要です。

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