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管理栄養士の過去問 第33回 公衆栄養学 問156

問題

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集団を対象とした食事調査によって得られた栄養素摂取量のデータ解析に及ぼす影響と、その解決法に関する記述である。(   )に入る正しいものの組合せはどれか。1つ選べ。

食事調査によって得られた栄養素摂取量について、[ a ]の影響を取り除く方法の一つとして、栄養素摂取量を[ a ]で除し、単位当たりの栄養素摂取量を算出する方法がある。この方法を[ b ]という。また、データの解析段階では、交絡因子の影響を取り除くため、一般的に[ c ]が行われている。
   1 .
a:総エネルギー摂取量  b:栄養素密度法  c:マッチング
   2 .
a:総エネルギー摂取量  b:栄養素密度法  c:層化
   3 .
a:総エネルギー摂取量  b:残差法     c:マッチング
   4 .
a:総たんぱく質摂取量  b:残差法     c:層化
   5 .
a:総たんぱく質摂取量  b:栄養素密度法  c:マッチング
( 第33回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問156 )
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この過去問の解説 (4件)

7
食事調査によって得られた栄養素摂取量について、[総エネルギー摂取量]の影響を取り除く方法の一つとして、栄養素摂取量を[総エネルギー摂取量 ]で除し、単位当たりの栄養素摂取量を算出する方法があります。この方法を「栄養密度法」といいます。また、データの解析段階では、交絡因子の影響を取り除くため、一般的に「層化」が行われています。

エネルギー摂取量の調整には「栄養密度法」と「残差法」があります。
・栄養密度法 → 総エネルギー摂取量に対する各栄養素の占める割合を算出する方法です。エネルギー産生栄養素は重量をエネルギーに換算した値を、それ以外の栄養素は重量を摂取エネルギー量で割って求めます。
・残差法 → まず対象集団において注目している栄養素摂取量と総エネルギー摂取量との関係を一次回帰式で算出します。そして一次回帰式から栄養素摂取量の期待値を求め残差(実測値ー期待値)を加えることで総エネルギー調整栄養素摂取量を求めることができます。

「層化」とは、集団を相対的に同質のグループに分けるプロセスのことです。

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3
正しいものの組合せは【2】です。

栄養素密度法:総エネルギー摂取量あたりの栄養素摂取量です。総エネルギー摂取量の影響を完全に取り除くことはできません。

残差法:線形回帰分析を用いた算出法です。総エネルギー摂取量の影響を完全に取り除くことができます。

マッチング:交絡因子となり得る要因を一致させるものです。研究デザイン時に行われます。

層化:対象をサブグループごとに解析します。データ分析時に行われます。

3
正解は 2です。

a:総エネルギー摂取量 
→総エネルギー量と栄養素の摂取量は相関関係にあるため、集団を対象とした調査の際には総エネルギー量が各栄養素の摂取量におよぼす影響を取り除く必要があります。

b:栄養素密度法
→単位当たりの栄養素摂取量を算出する方法です。
残差法は回帰直線を用いたエネルギー調整法です。

c:層化
→データの解析段階で交絡因子の影響を取り除くために行われます。
マッチングは組み合わせを作ることをさすため不適です。

2
正解は【2】です。

・栄養素密度法:総エネルギー摂取量に対する栄養素摂取量の割合を求める方法です。

・残差法:集団のエネルギー摂取量と栄養素の関係を一次回帰式で求め、個人のエネルギー摂取量と栄養素摂取量の差を求める方法です。

集団を対象とした時、エネルギーの摂取量に栄養素の摂取量も左右されてしまう恐れがあるため、栄養素密度法を用いて考える必要があります。
層化とは、データの解析段階で交絡因子の影響を取り除くために行われるものです。

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