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管理栄養士の過去問 第34回 午後の部 問99

問題

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社会的認知理論に基づいて、便秘で悩んでいる中学生に野菜摂取を促す支援を行った。結果期待を高めるための支援である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
便秘が続くことにより生じる、身体への悪影響を説明する。
   2 .
野菜摂取が便秘に及ぼす好影響を、図示して説明する。
   3 .
食べた野菜の量と種類を、1週間記録することを勧める。
   4 .
家族に、野菜料理を増やすように頼むことを勧める。
   5 .
便秘が解消できた人が、身近にいないかを尋ねる。
( 第34回 管理栄養士国家試験 午後の部 問99 )
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この過去問の解説 (3件)

8
社会的認知理論とは、人の行動には個人要因、環境要因、自他の行動の相互関係が関わっているとするバンデューラが提唱した理論です。


1.身体への悪影響を説明することは、ヘルスビリーフモデルにおける罹患性と重大性を認知することに繋がります。


2.正解です。野菜を摂取するという行動により得られる効果を説明することは、結果期待を高めることに繋がります。


3.自身が食べた野菜の量と種類を記録することをセルフモニタリングと言います。自分自身を観察し整理することで、行動改善のきっかけを作ることに繋がります。


4.家族という身近な人からのサポートを得ることで、行動変容に繋がりやすくなります。これを相互決定主義といいます。


5.実際に便秘を解消できた人の体験談を聞くことは、代理経験により自己効力感を高めることに繋がります。

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4
正答は(2)

社会的認知理論とは、心理学者のアルバート・バンデューラが提唱した理論です。
人間の行動は、個人の要因だけではなく、個人を取り巻く環境(状況)の影響を受けるという事を説明した理論です。
また、この問いにおいては、「結果期待」を高めるための支援について問われています。
よって、「野菜を摂る事によって便秘が解消されるかもしれない」と期待してもらえるような支援が正答であると考えられます。

1.(誤)
便秘が続くことにより生じる、身体への悪影響を説明する事は、ヘルスビリーブモデルにおける「脅威の認識」を高める支援であると思われます。

2.(正)
野菜摂取が便秘に及ぼす好影響を、図示して説明する事は、「結果期待」を高める支援であると思われます。

3.(誤)
食べた野菜の量と種類を、1週間記録することを勧める事は、認知行動療法における「セルフコントロール」力を高める支援であると思われます。

4.(誤)
家族に、野菜料理を増やすように頼むことを勧める事は、社会的認知理論における「相互決定主義」にあたると思われます。

5.(誤)
便秘が解消できた人が、身近にいないかを尋ねる事は、社会的認知理論における「自己効力感」を高める支援であると思われます。

4
正解は 2 です

1:誤
便秘が続くことに生じる、身体への悪影響を説明することは
保健信念モデル(ヘルスビリーフモデル)の罹患性の認知にあたります。

2:正
社会的認知理論はバンデューラが提唱しました。
人間の行動を個人の要因や個人を取り巻く状況、自己及び他者の行動の
相互関係の中で捉えることで人間行動を説明した理論です。
野菜摂取が便秘に及ぼす好影響を図示して説明することは、
結果維持を高めるための支援となります。

3:誤
食べた野菜の量と種類を1週間記録することを勧めるのは、
自分の行動や活動について経過を記録することによって
自己の行いを評価する方法であるセルフモニタリングにあたります。

4:誤
家族に野菜料理を増やすように頼むことを勧めるという行動は
個人を取り巻く集団や環境と相互に結び付いて影響し合うという
相互決定主義にあたります。

5:誤
便秘が解消できた人が身近にいないかを尋ねることは、
他者の成功体験をみることによって成功の疑似体験をする代理経験となり、
セルフエフィカシー(自己効力感)を高めます。

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