管理栄養士の過去問 第35回 午前の部 問25
この過去問の解説 (3件)
正答は(4)
1.(正)
胃がんに対する胃全摘は、根治療法です。
根治療法とは、病気の原因を取り除き、根本から治すことを目的とした治療法です。
2.(正)
がん性疼痛に対するモルヒネ投与は、緩和療法です。
緩和療法(緩和ケア)とは、WHOによると「生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対する」ケアであると定義されています。
緩和療法は、身体的苦痛だけでなく、精神的苦痛、社会的苦痛、スピリチュアルな苦痛の緩和を目的としています。
3.(正)
C型肝炎に対する抗ウイルス療法は、原因療法です。
原因療法とは、病気の原因を取り除き、根本から治すことを目的とした治療法です。
4.(誤)
急性胆嚢炎に対する胆嚢摘出は、手術療法です。
手術療法とは、手術によって病気の原因を取り除く、治療法です。
保存療法とは、手術を行わない治療法の総称です。
5.(正)
発熱に対する解熱鎮痛薬の投与は、対症療法です。
対症療法とは、病気の原因に対してではなく、その症状を和らげたり、消したりする治療法です。
1.正しい文章です。
根治療法とは、疾病の原因と考えられるものを取り除くことにより完治させる方法です。
そのため、胃を全摘出するということは、根治療法といえます。
2.正しい文章です。
モルヒネを投与することで痛みを抑えることができるので、緩和療法といえます。
3.正しい文章です。
原因療法も、1の選択肢と同じく、根治療法と考え方が同等であるため、
C型肝炎に対する抗ウイルス療法は、原因療法といえます。
4.誤った文章です。(正解となります。)
胆嚢を摘出することにより、急性胆嚢炎を完治させるよう考えていることから、
根治療法であるといえます。
5.正しい文章です。
対症療法とは、薬剤などを投与することにより、疾病の症状の緩和および改善させることです。
そのため、解熱鎮痛薬を投与することにより、発熱を改善させることは、対症療法といえます。
1. 正
胃がん摘出は、根治療法です。
2. 正
モルヒネ投与は、がん患者の痛みを和らげるための鎮痛剤として用いられます。
3. 正
原因療法は、C型肝炎の原因であるC型肝炎ウイルスを抗ウイルス療法によって取り除く方法です。
4, 誤
急性胆嚢炎に対する胆嚢摘出は、がん組織を取り除く 手術療法です。
5. 正
対症療法は、疾患の原因にではなく、その時の症状を緩和させるために用いられる治療法です。
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