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ケアマネの過去問 平成27年度(第18回) 保健医療サービス分野 問37

問題

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難病について適切なものはどれか。3つ選べ。
   1 .
進行性核上性麻痺では、早期から眼球運動障害や認知機能の低下が認められる。
   2 .
脊髄小脳変性症では、運動能力を維持するリハビリテーションや環境整備により、ADLを維持することが重要である。
   3 .
潰瘍性大腸炎は、発症時に重症であっても、経過観察で完治する。
   4 .
後縦靭帯骨化症では、首を強く後ろに反らすことにより症状が悪化する場合があるので、そのような動作は避ける。
   5 .
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、症状は進行性で、数年で四肢麻痺、摂食障害、呼吸麻疹となり、痛みなどの知覚や記憶力も失う。
( ケアマネジャー試験 平成27年度(第18回) 保健医療サービス分野 問37 )
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この過去問の解説 (3件)

68
1:進行性核上性麻痺は大脳基底核を中心に、小脳や前頭葉などの広範囲に変性をきたす病気です。眼球運動障害や認知機能の低下は特徴的な症状です。

2:脊髄小脳変性症では小脳性の運動失調が起こります。リハビリによるバランス訓練や、環境調整によるADL維持を行ないます。

3:原因不明の疾患であり、寛解と悪化を繰り返すのが特徴です。

4:設問の通りです。

5:ALSの主な症状は運動神経の麻痺であり、知覚神経や記憶は末期まで保たれることが多いです。

付箋メモを残すことが出来ます。
22
正解は 1、2、4 です。

3 潰瘍性大腸炎とは、直腸から連続的に大腸粘膜に炎症が起き、大腸全体で潰瘍を引き起こす、原因不明の疾患です。寛解(病状が良くなる)と悪化を繰り返し、発症時に重症な場合、予後は良くないとされています。

5 ALSの特徴として、眼球運動や校門括約筋、知覚神経や記憶力、意識は末期まで保たれます。

19
正解は1・2・4です。

1 正解→進行性核上性麻痺は脳の特定の部位(脳幹、小脳)の神経細胞が障害されて減少するために、歩きにくく転びやすい。異常な姿勢(頸部を後屈させ上半身が反り返る)、動作緩慢といった症状を示し、進行すると、眼球運動障害、認知機能障害、しゃべりにくい、飲み込みにくいといった症状が出現します。
本疾患とパーキンソン病と大脳皮質基底核変性症の総称としてパーキンソン病関連疾患と呼ばれます。これは、介護保険の対象となる特定疾病であり、40歳から65歳の方(第2号被保険者)でも、要介護認定を受けた場合に介護サービス・介護予防サービスを受けることができます。


2 正解→脊髄小脳変性症は、介護保険の対象となる特定疾病であり、難病に指定されています(特定疾患)。進行性の経過をたどる原因不明の神経変性疾患の総称で、運動失調を主症状とします。
そのほか、痙縮などの錐体路症状、パーキンソニズムなどの錐体外路症状、眼球運動障害、自律神経症状などを伴うこともあります。根本的な治療方法はありませんが、個々の症状に対する薬物療法、小脳失調歩行などに対するリハビリテーション、日常生活における工夫(運動機能の維持による長期臥床の回避、精神面を含む全体的な介護、環境整備)により、日常生活の質の向上と改善を図ることができます。


3 不正解→潰瘍性大腸炎は難病に指定されています(特定疾患)。大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患です。潰瘍性大腸炎の多くの患者さんは完治はしなくとも、症状の改善や消失(寛解)が認められますが、再発する場合も多く、寛解を維持するために継続的な内科治療が必要です。
また、あらゆる内科治療で寛解とならずに手術が必要となる患者さんもいます。また、再発して7-8年経つと大腸がんを合併する患者さんが出てきますので、そのような患者さんには、症状がなくても定期的な内視鏡検査が必要になります。


4 正解→後縦靱帯骨化症は、介護保険の対象となる特定疾病であり、難病に指定されています(特定疾患)。脊柱後部の後縦靱帯が骨化することにより脊柱管が狭くなる結果、脊髄が圧迫を受け種々の脊髄症状をきたす疾患です。中年以降の男性に発生しやすく、50歳代以上に多いです。


5 不正解→筋委縮性側索硬化症は、難病に指定されています(特定疾患)。運動ニューロンだけが障害を受けます。筋力低下と筋委縮がしだいに全身に広がり、呼吸筋運動の抑制から呼吸困難に至り死に至りますが、最近では、呼吸管理により延命も可能になっています。40歳~60歳に発症し、男性に多いです。原因は不明です。
病気の進行に伴い、嚥下障害・構音障害、呼吸筋・肋間筋の委縮、筋力低下による換気障害など、生命に直結する症状が出現するので症状に応じた看護ケアが必要です。

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