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ケアマネの過去問 平成30年度(第21回) 保健医療サービスの知識等 問33

問題

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在宅で医療機器を使用する場合の留意点について適切なものはどれか。3つ選べ。
   1 .
腹膜透析を実施している場合は、感染に注意が必要である。
   2 .
在宅中心静脈栄養法を行っている場合は、入浴は禁忌である。
   3 .
在宅経管栄養法では、カテーテルの定期的な交換は不要である。
   4 .
気管切開を伴った人工呼吸療法では、気管切開部の管理が必要である。
   5 .
在宅酸素療法では、機器の周囲2m以内に火気を置かないようにする。
( ケアマネジャー試験 平成30年度(第21回) 保健医療サービスの知識等 問33 )
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この過去問の解説 (3件)

23
1.◯
腎臓病の治療に用いられる腹膜透析の感染リスクとして考えられるのは、腹膜炎、カテーテルの出口部の感染などです。腹膜炎やカテーテル出口部の感染では細菌による炎症が起きないように使用する物品や環境を清潔に保つことが大切です。当然のことながら、他の病気でも感染症には気を付ける必要があります。

2.✖️
在宅中心静脈栄養法は、在宅において必要な栄養状態を維持できるように、必要な栄養量を注入するものです。適切な管理ができていれば入浴は可能です。入浴前に針を抜き、針を抜いた箇所をアルコール綿で消毒します。その後更にヨード液で消毒し絆創膏や防水ドレッシング材を貼ります。入浴後は絆創膏や防水ドレッシング材を剥がし、皮膚状態を観察し消毒をします。このような適切な管理ができていれば、入浴は可能です。

3.✖️
在宅経管栄養法は胃や腸に直接的に必要な栄養剤を注入するものです。在宅経管栄養法では、カテーテルの定期交換を行う必要があります。カテーテルはもとより、使用する物品や扱う人や環境は清潔な状態を保持する必要があります。

4.◯
気管切開における切開部の管理は必要です。具体的には、清潔な状態での操作、痰などの分泌物の粘度が強くならないように加湿された環境、カニューレの事故防止などが考えられます。管理とは、感染防止のための衛生面でのケアのみならず、環境や手技を含めて考える必要があります。

5.◯
在宅酸素療法では火気厳禁であることは当然のことですが、設問にある周囲2m以内の根拠は、厚生労働省による「在宅酸素療法における火気の取扱いについて(平成22年1月15日(令和元年7月8日更新))」において示されています。その通達文書及びリーフレットには「酸素濃縮装置等の使用中は、装置の周囲2m以内には、火気を置かないで下さい。特に酸素吸入中には、たばこを絶対に吸わないで下さい。」と、はっきりと明記されています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000003m15_1.html

このことからこの設問では単に「酸素の取り扱い = 距離に関係なく火気厳禁」というごく常識的なことを問うているのではなく、あくまでも国が注意喚起している「在宅酸素療法における火気の取扱い」という通達の存在とその内容を知っているかということを試している設問ということになります。

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7
1.◯ 問題の通りです。他の病気でも感染には注意が必要です。

2.✖️ 適切な管理ができていれば入浴は可能です。

3.✖️ 定期的な交換を行い、清潔な状態を保持する必要があります。

4.◯ 切開した部分は衛生面でのケアが必要です。

5.◯ 距離に限らず、在宅酸素は火気厳禁です。

5
正解は1、4、5です。

1、腹膜透析の合併症には腹膜炎、カテーテル出口部感染・トンネル感染、被嚢性腹膜硬化症(EPS)などがあります。

2、中心静脈栄養を行っている場合、点滴中は行動が制限されますが、カテーテルを外せば入浴も自由にできます。
カテーテルを長時間外す場合は、血液が中で固まらない処置(カテーテルロック、CVロック)をします。

3、清潔を保つためにも、カテーテルは定期的に交換する必要があります。

4、気管切開をした場合、気管切開部の炎症や出血、肉芽の程度の観察を常に行います。またそのほかにも処置や交換など気管切開部の管理は必要です。

5、酸素には、物の燃焼を促進する性質があります。周囲 2m 以内にはタバコやライター、ストーブなど火気を置かないようにする必要があります。

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