ケアマネの過去問 令和2年度(第23回) 保健医療サービスの知識等 問33
この過去問の解説 (4件)
解説は以下のとおりです。
正答。高齢になると筋力の低下により軟口蓋がしっかりと閉じず鼻腔内へ食べ物が入りこんでしまうことがあります。そのため、目立った疾患がなくても誤嚥を生じることがあります。
正答。食べ物を噛み砕くことを咀嚼と言います。咀嚼したものを飲み込むことを嚥下と言います。嚥下する際には上下の歯を接触させて飲み込みを行うため、歯の噛み合わせは咀嚼だけではなく嚥下の際にも影響を及ぼします。
誤り。唾液腺には、耳下腺、舌下腺、顎下腺があります。高齢になると唾液の分泌量は低下しますが、唾液腺をマッサージなどで刺激することで唾液の分泌を促すことができます。
正答。口臭の原因は細菌などが発する硫化水素の匂いです。細菌は食物残渣を餌にして増殖するため、口臭の原因になると言えます。
誤り。嚥下・摂食リハビリテーションには医師だけではなく、看護師、管理栄養士、言語聴覚士、歯科衛生士など、多職種の係によって行われます。そのためこの設問は誤りです。
正解は以下のとおりです。
○
高齢者では、加齢の影響により、
嚥下に関する筋力も低下していきます。
そのため、気道が閉じるタイミングが遅れるなど、
誤嚥を起こしやすくなります。
○
歯のかみ合わせは、咀嚼に影響しますので、
嚥下に適切な食塊形成にも影響します。
×
唾液は、マッサージなどにより唾液腺を刺激することで、
分泌が促されます。
酸味のある食物を食べたり、
食物をよく噛んだりすることでも分泌されやすくなります。
○
食物残渣は、口臭や虫歯の原因となるだけでなく、
誤嚥性肺炎の原因にもなります。
×
摂食・嚥下リハビリテーションには、
医師だけでなく、歯科医師、歯科衛生士、
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、
看護師、栄養士など、
多くの職種が関わっています。
解説は以下のとおりです。
〇
加齢に伴い、嚥下機能が低下し、食道に入るべき食べ物が気管に入ってしまう誤嚥が起こりやすくなります。
〇
歯のかみ合わせが良いと唾液量が増加し、咀嚼や嚥下が良好に保たれます。
×
唾液腺をマッサージすることで、唾液の流れが良くなります。
〇
食物残渣は口の中に残った食べ物などのカスです。
これが口の中に残ることにより、不衛生となり細菌が繁殖し、口臭の原因となります。また、咀嚼力、嚥下力の低下により、食物残渣は高齢者に多いです。
×
摂食・嚥下リハビリテーションは、多職種(医師、歯科医師、言語聴覚士、看護師、准看護師、歯科衛生士、理学療法士または作業療法士)が介入するように推進されています。
解説は以下のとおりです。
問題の通りです。高齢者では、特に疾患がなくても、気道の閉じるタイミングが遅れることで誤嚥が生じやすくなります。
問題の通りです。歯を欠損すると平衡感覚の低下などがおこり、運動機能の低下にも繋がります。
唾液腺を刺激することで、唾液が分泌されます。
問題の通りです。食物残渣が口臭の原因になります。
摂食・嚥下リハビリテーションは、医師や歯科医師、歯科衛生士、言語聴覚士、管理栄養士など多職種が連携して行います。
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