ケアマネの過去問 令和3年度（第24回） 福祉サービスの知識等 問47

正解は1．4．5です。

１→支援困難事例は単独で対応することは難しいため、専門職や関係機関が連携して支援することが望ましいとされています。

４→サービスが無ければ、自立した生活を送ることが出来ない場合があります。行政などに相談し、生活保護受給などの手段も検討します。

５→同居家族への支援が、クライアントの利益につながるケースです。

その他の選択肢については、次の通りです。

２→一般的には「ごみ」に見えても、本人にとっては「大切なもの」として考えている場合もあります。いきなり「片づける」提案をすると怒らせてしまう場合もあります。よって誤りです。

３→虐待の疑いがある場合は、地域包括支援センターへ連絡します。すぐに警察に連絡するのではありません。よって誤りです。

解説は以下のとおりです。

正解は1．4．5です。

2．物が散乱し、異臭がする家屋に住んでいる独居高齢者に対し、ごみを片付けることを目的に話をするのではなく、理由についてアセスメントする必要があります。

3．近隣住民から「虐待されているかもしれない高齢者がいる」と訴えがあった際は、周囲の聞き取りだけでなく、緊急性の有無についても調査します。

4．経済的困窮を理由にクライエントがサービスの中止を希望したが、できる限りサービスを継続できるような支援方法(地域資源など)を検討します。