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1級建築施工管理技士の過去問 平成30年(2018年) 午前 問30

問題

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高力ボルト接合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
   1 .
ねじの呼びがM22のトルシア形高力ボルトの長さは、締付け長さに35mmを加えた値を標準とした。
   2 .
ナット回転法による締付け完了後の検査は、1次締付け後の本締めによるナット回転量が120°±45°の範囲にあるものを合格とした。
   3 .
摩擦接合面は、すべり係数0.45以上を確保するため、グラインダー処理後、自然発生した赤鋳状態を確認した。
   4 .
ねじの呼びがM22の高力ボルトの1次締付けトルク値は、約150N・mとした。
( 1級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年) 午前 問30 )
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この過去問の解説 (2件)

47
正解は2です。

1:設問通りです。
トルシア型高力ボルトの長さは、ボルトの呼び径によって、締付長さに加える長さが異なります。ボルトの呼び径がM22の場合は、締付長さに加える長さは35㎜です。

2:誤りです。
ナット回転法による締付け完了後の検査は、1次締付け後のナットの回転量120° ± 30° の範囲にあるものを合格とします。120°±45°では不合格です。
また、ナット回転量が不足していたボルトについては、ナット回転量以外に異常がなければ、ボルトを取り換えずに所定のナット回転量まで追い締めを行う事が出来ます。

3:設問通りです。
鉄骨部材の高力ボルト接合部の表面をザラザラにする摩擦面処理を施します。
摩擦面処理のポイントとして、下記2点があります。
①摩擦係数は0.4以上にすること。
②高力ボルトを締める範囲は摩擦面処理をすること。

4:設問通りです。
高力ボルトの締め付けは、仮ボルト締め、1次締め、本締めという3つの締め方があります。1次締めを行うことで、ボルトに対して均等に張力を導入できます。なお、1次締め、本締め共に、中央のボルトから外側のボルトに向かって順に締付をします。

仮ボルト締めの後、所定のトルクで1次締めを行いますが、ボルトの呼び径によって、一次締めトルク(N・m)は異なります。ボルトの呼び径がM20、M22の場合はの一締めトルクは150N・mです。

付箋メモを残すことが出来ます。
1

以下、選択肢ごとに解説します。

選択肢1. ねじの呼びがM22のトルシア形高力ボルトの長さは、締付け長さに35mmを加えた値を標準とした。

正しい。

設問の通りです。

選択肢2. ナット回転法による締付け完了後の検査は、1次締付け後の本締めによるナット回転量が120°±45°の範囲にあるものを合格とした。

誤り。

ナット回転法による締付け完了後の検査は、1次締付け後の本締めによるナット回転量が120°±30°の範囲にあるものを合格とします。

選択肢3. 摩擦接合面は、すべり係数0.45以上を確保するため、グラインダー処理後、自然発生した赤鋳状態を確認した。

正しい。

設問の通りです。

選択肢4. ねじの呼びがM22の高力ボルトの1次締付けトルク値は、約150N・mとした。

正しい。

設問の通りです。

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