国内旅行業務取扱管理者の過去問 令和2年度(2020年) 旅行業法及びこれに基づく命令 問14
この過去問の解説 (3件)
外務員の職務についてはこの説明通りで合っています。
間違っているのは、使用人だけでなく、役員がこの業務に当たる場合でも外務員となる点です。
1は正しい内容です。
旅行業務取扱管理者の証明書は請求があった時のみ提示します。
一方で、外務員の証明書は業務前に必ず提示します。
2も正しい内容です。
営業所外での旅行業務取引について全権を有しているのが外務員です。
ちなみに「旅行者が悪意であったときを除き」とは、旅行者側が、取引相手に権限が無い(外務員の資格が無い)ことを知っていたのに契約に至った場合は無効とします、ということを意味します。
4も正しい内容です。
選択肢1の説明で述べた通り、外務員は業務前に必ず証明書を提示しなければいけません。ゆえに、携帯も当然必須になります。
正解(誤っているもの)は、3です。
3について、「役員は除かれる」とありますが、この業務にあたる際は、使用人であっても、役員であっても、外務員になります。
1は、正しい内容です。
旅行業務取扱管理者証は、旅行者から請求された場合に提示するのに対し、外務員証は、営業所以外で業務を行う場合は必ず提示します。
2は、正しい内容です。
外務員が行った行為について、旅行業務の取引は所属する旅行業者が行ったものと同様となるので、一切の契約上の責任を負うことになります。
4は、正しい内容です。
1で述べた通り、証明書を提示することになりますので、携帯することにもなります。
旅行業務取扱管理者の証明書の提示、外務員の証明書携帯等に関する問題です。
選択肢1. 旅行業務取扱管理者は、旅行者からの請求がなければ、旅行業務取扱管理者の証明書を提示することを要しない。
正しいです。
旅行業務取扱管理者 → 旅行者からの請求があるときに提示する
外務員証 → 旅行者からの請求の有無に関わらず提示する
と覚えましょう。
選択肢2. 外務員は、旅行者が悪意であったときを除き、その所属する旅行業者等に代わって、旅行者との旅行業務に関する取引についての一切の裁判外の行為を行う権限を有するものとみなされる。
正しいです。
「一切の裁判外の行為」とは、法廷での訴訟行為を除く全ての行為のことです。
(この場合は、旅行業務に関する行為全般のこと。)
選択肢3. 外務員とは、勧誘員、販売員、外交員その他いかなる名称を有する者であるかを問わず、旅行業者等のために営業所以外の場所で旅行業務について取引を行う使用人のことで、役員は除かれる。
誤りです。
外務員とは、旅行業者等の役員または使用人のうち、
営業所以外の場所で旅行業者等のために旅行業務について取引を行う者のことです。
選択肢4. 旅行業者等は、外務員に、国土交通省令で定める様式による外務員の証明書を携帯させなければ、その者を外務員としての業務に従事させてはならない。
正しいです。
証明書を携帯させる必要があります。
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