問題
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「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)」(中央教育審議会平成28年12月)の「2030年の社会と子供たちの未来」に関する記述として適切なものは、次の1~5のうちのどれか。
1 .
「現代は学校と社会とが認識を共有し、相互に連携することが困難な時代ではあると言えるが、教育界には、時代の変化を緩やかにし、将来の予測を立て易くすることによって、子供たちが自信をもって自分の人生を切り拓き、よりよい社会を創り出していくことができるよう、必要な力を確実に育んでいくことが期待されている」と示されている。
2 .
「社会や産業の構造が変化し、質的な豊かさが成長を支える成熟社会に移行していく中で、特定の既存組織のこれまでの在り方を前提としてどのように生きるかという考え方を否定し、主体的に判断しながら課題を解決していくための新たな力の育成が社会的な要請となっている」と示されている。
3 .
「子供たち一人一人が、地域の将来などを自らの課題として捉え、そうした課題の解決に向けて自分たちができることを考え、多様な人々と協働し実践できるよう、我が国は、持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議のホスト国としても、先進的な役割を果たすことが求められる」と示されている。
4 .
「OECDとの間で実施された政策対話の中では、学力向上を着実に図りつつ、新しい時代に求められる力の育成という2030年に向けた日本の改革は未だ高く評価されていないことから、我が国のカリキュラム改革が、諸外国へのキャッチアップではなく、世界をリードする役割を担えるようになることが今後の課題である」と示されている。
5 .
「社会の変化は加速度を増し、複雑で予測困難となってきており、しかもそうした変化が、どのような職業や人生を選択するかにかかわらず、全ての子供たちの生き方に影響するものとなっているため、時には社会の変化にいかに対処していくかを見極めるという受け身の観点に立つことが、新しい未来の姿を構想し実現するためには必要である」と示されている。
( 公立学校教員採用選考試験(教職教養) 平成29年度(H30年度採用) 共通問題 問20 )