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公立学校教員の過去問 平成30年度(H31年度採用) 中学校に関する問題 問26

問題

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中学校学習指導要領(平成29年3月告示)総則に関する記述として適切なものは、次の1~5のうちのどれか。
   1 .
道徳教育や体験活動、多様な表現や鑑賞の活動等を通して、豊かな心や創造性の涵養を目指すため、「道徳教育を進めるに当たっては、教師と生徒及び生徒相互の人間関係を深めるとともに、職場体験活動やボランティア活動、自然体験活動などの豊かな体験を通して生徒の内面に根ざした道徳性の育成が図られるよう配慮すること。」と示されている。
   2 .
生徒の学習の基盤となる資質・能力を育むため、「各学校においては、生徒の発達の段階を考慮し、言語能力、情報活用能力(情報モラルを含む。)、問題発見・解決能力等の学習の基盤となる資質・能力を育成していくことができるよう、各教科等の特質を生かし、教科等横断的な視点から教育課程の編成を図るものとする。」と示されている。
   3 .
各学校において言語能力の育成を図るため、「各教科等の指導に当たっては、生徒の思考カ、判断力、表現力等を育む観点から、基礎的・基本的な知識及び技能の活用を図る学習活動を重視するとともに、言語に対する関心や理解を深め、言語に関する能力の育成を図る上で必要な言語環境を整え、生徒の言語活動を充実すること。」と示されている。
   4 .
生徒一人一人の社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を育むため、「生徒が、学ぶことと自己の将来とのつながりを見通しながら、社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を身に付けていくことができるよう、総合的な学習の時間を要としつつ各教科等の特質に応じて、キャリア教育の充実を図ること。」と示されている。
   5 .
単元や題材など内容や時間のまとまりを見通しながら、生徒の主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を行うため、「学習や生活の基盤として、教師と生徒との信頼関係及び生徒相互のよりよい人間関係を育てるため、日頃から学級経営の充実を図ること。」と示されている。
( 公立学校教員採用選考試験(教職教養) 平成30年度(H31年度採用) 中学校に関する問題 問26 )
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この過去問の解説 (3件)

3

正答は2です。

以下、「中学校学習指導要領(平成29年3月告示)総則」を引用しながら解説します。

1:問題文は、現行の学習指導要領の総則(平成20年3月・平成21年3月)の内容であり、新学習指導要領(平成29年3月告示)ではないため、1は誤りです。

〈新学習指導要領(平成29年3月告示)の内容〉

学校や学級内の人間関係や環境を整えるとともに、職場体験活動やボランティア活動、自然体験活動、地域の行事への参加などの豊かな体験を充実すること。また、道徳教育の指導内容が、生徒の日常生活に生かされるようにすること。

2:総則「教育課程の編成」の内容に合致するため、2は正答です。

3:「言語能力の育成を図るため、各学校において必要な言語環境を整えるとともに、国語科を要としつつ各教科等の特質に応じて、生徒の言語活動を充実すること」と総則に記載されています。

4:キャリア教育について、「生徒が、学ぶことと自己の将来とのつながりを見通しながら、社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を身に付けていくことができるよう、特別活動を要としつつ各教科等の特質に応じて、キャリア教育の充実を図ること」と総則に記載されています。

前半部分は正しいですが、キャリア教育の要となるのは「総合的な学習の時間」ではなく「特別活動」のため、4は誤りです。

5:総則の第3節「教育課程の実施と学習評価」に、単元や題材など内容や時間のまとまりを見通しながら、生徒の主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を行うという旨の言及があります。

問題文の「学習や生活の基盤として、教師と生徒との信頼関係及び生徒相互のよりよい人間関係を育てるため、日頃から学級経営の充実を図ること」という記載があるのは、第4節「生徒の発達の支援」であるため、5は誤りです。

付箋メモを残すことが出来ます。
1

正解はです。

1.誤りです。

 総則「第1 中学校教育の基本と教育課程の役割」によると、

 「道徳教育を進めるに当たっては,人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念を家庭,学校,その他社会における具体的な生活の中に生かし,豊かな心をもち,伝統と文化を尊重し,それらを育んできた我が国と郷土を愛し,個性豊かな文化の創造を図るとともに,平和で民主的な国家及び社会の形成者として,公共の精神を尊び,社会及び国家の発展に努め,他国を尊重し,国際社会の平和と発展や環境の保全に貢献し未来を拓く主体性のある日本人の育成に資することとなるよう特に留意すること。」と示されています。

 選択肢の記述は、以前の学習指導要領の内容ですので、誤りです。

2.正しいです。

 「第2 教育課程の編成」2(1)の内容と合致しています。

3.誤りです。

 「第3 教育課程の実施と学習評価」1(2)によると、

「言語能力の育成を図るため,各学校において必要な言語環境を整えるとともに,国語科を要としつつ各教科等の特質に応じて,生徒の言語活動を充実すること。」とあります。

 選択肢の記述は、以前の学習指導要領の内容ですので、誤りです。

4.誤りです。

 「第4 生徒の発達の支援」1(3)によると、

「生徒が,学ぶことと自己の将来とのつながりを見通しながら,社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を身に付けていくことができるよう,特別活動を要としつつ各教科等の特質に応じて,キャリア教育の充実を図ること」とあります。

 選択肢の記述の【総合的な学習の時間】が誤りで、【特別活動】が正しいです。

5.誤りです。

 「第3 教育課程の実施と学習評価」1(1)によると、単元や題材など内容や時間のまとまりを見通しながら、生徒の主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を行うため、「生徒が各教科等の特質に応じた見方・考え方を働かせながら,知識を相互に関連付けてより深く理解したり,情報を精査して考えを形成したり,問題を見いだして解決策を考えたり,思いや考えを基に創造したりすることに向かう過程を重視した学習の充実を図ること。」と示されています。

 選択肢の記述は「第4 生徒の発達の支援」の「1 生徒の発達を支える指導の充実」についての記述ですので、誤りです。

1
正答は2です。

1:この文言は現行の学習指導要領の総則に記載されているものであり、新学習指導要領(平成29年3月告示)のものではないため、1は誤りです。
新学習指導要領では、次のように説明されています。
「学校や学級内の人間関係や環境を整えるとともに、職場体験活動やボランティア活動、自然体験活動、地域の行事への参加などの豊かな体験を充実すること。また、東特教育の指導内容が、生徒の日常生活に生かされるようにすること。」

2:総則「教育課程の編成」の部分に、そのように示されているため、2は正解です。

3:総則には、「言語能力の育成を図るため、各学校において必要な言語環境を整えるとともに、国語科を要としつつ各教科等の特質に応じて、生徒の言語活動を充実すること」と示されています。
総則で述べられていることと、問題文の内容に整合性がないため、3は誤りです。

4:総則には、「生徒が、学ぶことと自己の将来とのつながりを見通しながら、社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を身に付けていくことができるよう、特別活動を要としつつ各教科等の特質に応じて、キャリア教育の充実を図ること」と示されています。
キャリア教育の要となるのは、総合的な学習の時間ではなく特別活動のため、4は誤りです。

5:問題文で挙げられている「学習や生活の基盤として、教師と生徒との信頼関係及び生徒相互のよりよい人間関係を育てるため、日頃から学級経営の充実を図ること」という文言が示されているのは、「生徒の発達の支援」の部分です。
単元や題材など内容や時間のまとまりを見通しながら、生徒の主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を行うことについて述べられている「教育課程の実施と学習評価」の部分ではないため、5は誤りです。

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