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公立学校教員の過去問 令和2年度(令和3年度採用) 共通問題 問11

問題

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次の記述は、ある学習指導の方法に関するものである。この学習指導の方法の名称として適切なものは、下の選択肢のうちのどれか。

この学習指導法の中心は、①個別的な進度、②個別化教授と学習、③社会的自己実現の諸活動である。カリキュラムは、「共通な必修教科」と「集団的・創造的活動」とから成り、英語、数学、社会などの教科では、共通に必要とされる知識及び技能のある単位を完全に習得して次の単位に進むという、学習者の業績を基礎とする自己の進度に即した完全習熟学習法をとっている。
社会的自己実現の諸活動では、集団的な創作活動が重視され、討論、自治会、集会、演劇、図工、美術、音楽、体育、雑誌・新聞の発行等の諸活動が奨励される。大正末期に我が国にも紹介された。
   1 .
イエナ・プラン
   2 .
ウィネトカ・プラン
   3 .
ドルトン・プラン
   4 .
プロジェクト・メソッド
   5 .
モリソン・プラン
( 公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和2年度(R3年度採用) 共通問題 問11 )
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この過去問の解説 (3件)

6
1 :イエナ・プラン
1924年にドイツの教育学者ペーターゼンが提唱した教育モデルです。教室を生徒と教師で創り上げる学びの場「リビングルーム」として捉える、異年齢交流によるクラス編成、教科ではなく「会話・遊び・学習・催し」からなる4つの基本活動を循環する時間割を策定するといった特徴があります。

2 :ウィネトカ・プラン
1920年代にウォッシュバーンが提唱したアメリカのイリノイ州で実施された個別学習と集団学習を組み合わせたカリキュラムです。学習領域を「共通基本教科(共通な必修教科)」と「社会的・創造的活動」に分けて実施するのが大きな特徴です。よって2が正答です。

3 :ドルトン・プラン
1920年代にパーカストが提唱した教育モデルです。「自由」と「協働」という教育方針のもと、子どもたちは自分のペースで学習を進めるほか、アサインメントと呼ばれる各児童生徒に合わせた課題や異年齢同士のホームルーム、専門分野を深めるラボラトリーという個の成長を重視した特徴があります。

4 :プロジェクト・メソッド
20世紀初頭にアメリカの教育学者キルパトリックが提唱した教育方法です。デューイの問題解決学習主旨を受け継いでおり、問題解決の過程として、目的、設定、計画、遂行、評価の4段階を学習者が設定し、自主的な学習態度や社会性を養おうとすることを目指しています。

5 :モリソン・プラン
1920年代にアメリカの教育学者モリソンが考案した教育方式です。教科を科学型、鑑賞型、言語型、実技型、反復練習型の5つに分類します。
特に科学型については学習単元を作成し、探索・提示・同化・組織化・反覆という五段階の学習過程を経て、テスト・評価・指導を繰り返して完全習得を目指すことが大きな特徴です。

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5
1. イエナ・プランとは、ドイツの教育学者ペーターゼンによって提唱された教育モデルです。「一人ひとりを尊重しながら自律と共生を学ぶオープンモデルの教育」として、協調性と主体性を獲得することを目指したものとなります。

2. 問題文はウィネトカ・プランに関する記述となります。よって、正答は2となります。

3. ドルトン・プランとは、アメリカの教育家パーカストによって提唱された教育モデルです。生徒一人一人のやりたいことを軸に学習プランを作り、「生徒の自主性を伸ばしつつ、社会性や協調性をバランスよく学ぶ教育」モデルとなります。

4. プロジェクト・メソッドとは、アメリカの教育学者キルパトリックによって提唱された教育方法です。子供に自発的な目標設定、計画立案、実行、評価とプロセス立てて行わせることで自主性や社会性を向上させる教育方法となります。

5. モリソン・プランとは、アメリカの教育学者モリソンによって考案された教育方式です。科学型の科目を「探究→提示→類化→組織→発表」の5ステップに分けて学習を行い、テスト、評価、指導を繰り返して完全習得を図る教育方法となります。

4

正解はです。


1.イエナ・プランは、異年齢や特別支援を必要とする子供を含む学級を構成し、子供同士の経験によって学習した内容を身に付けさせるという学習指導を特徴としています。


2.ウィネトカ・プランは、教育課程を「一般共通科目」と、「集団的・創造的活動」に分け、「一般共通科目」では生徒の学習ペースに合わせるのに対し、「集団的・創造的活動」では生徒の関心に合わせた取組が許容され、目標を設定しないという学習指導を特徴としています。

3.ドルトン・プランは、子供の自発性を尊重し、個別の学習計画に従って学習を進めていくという学習指導を特徴としています。

4.プロジェクト・メソッドは、生徒が自ら目的を設定し、計画、遂行、評価の活動を通して、生産や生活の向上を目指す学習指導を特徴としています。

5.モリソン・プランは、科学型の教科において、探求、提示、同化、組織化、発表の5つの段階を経て、学習内容を習得させるという学習指導を特徴としています。

問題文では教科を「共通な必修教科」と「集団的・創造的活動」に分類しており、それぞれの指導法も合致しますので、2.ウィネトカ・プランに該当します

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