問題
我が国の教育界では、明治中期以降、ヘルバルト派による(ア)5段階教授法が盛んに受容されるようになった。これに対し、戦後、展開されるようになったのが(イ)問題解決学習である。その後、(ウ)発見学習が我が国に紹介され、いろいろな形の実践が見られるようになった。
A 学習における特徴的な思考の働きが、「問題の感知」、「問題の設定・明確化」、「可能な問題解決の予想」、「その予想の根拠となるものを推論によって練り上げる」、「観察や実験によって予想が正しかったか否かを導く」の5段階の過程に整理されている。
B 教育現場での実践しやすさを追求して、「予備」、「提示」、「比較」、「総括」、「応用」の五つに整理されている。
C 科学者が原理、法則を発見する過程を短縮化し、児童・生徒に追体験させることにより、学習内容の理解と定着が増進すること、科学的、探究的な思考能力が形成されることが主として期待されている。