マンション管理士の過去問 令和2年度(2020年) 問36
この過去問の解説 (3件)
正答は 1 です。
1 本調査は経済性を考慮し、調査の目的に応じて1次診断(簡易診断)から、詳細な調査をする3次診断まであり、全てが本調査に該当します。予備調査としている本肢は、適切ではありません。
2 詳細診断(2次診断及び3次診断)とは、劣化の要因を特定、劣化の危険性を判断し、修繕工事の要否や内容等を判断するためのものなので、適切です。
3 2次診断の非破壊試験とは、被検体である材料あるいは製品の材質や形状、寸法に変化を与えず、劣化状況や健全性を調査する試験であり、適切です。
4 コンクリートのコア抜き試験や鉄筋のはつり出し、配管の抜管試験は、3次診断の局部破壊試験であり、適切です。
1.が答えになります。
≪詳細解説≫
建物診断等に関する問題です。マンション管理士試験における法令等以外の実務的分野については、過去問で出題される問題を解答でき、各自でお手持ちの参考書等を理解できるレベルで良いと思います。また、一般常識で解答できる場合もあります。深入りはおすすめしません。
前提として、建物の調査診断には、(1)予備調査と(2)本調査があり、本調査では、簡易な調査(1次診断)から、詳細な調査(2次診断、3次診断)へと進んでいく流れです。
1.不適切
前提のとおり、簡易診断とは、1次診断のことであり、本調査の1つになります。「予備調査・診断」ではありません。
2.適切
前提のとおりです。
3.適切
設問のとおりです。
4.適切
設問のとおりです。
マンションの建物の調査・診断に関する記述の中で、正しくないものを特定する問題です。
各選択肢は、調査・診断のレベルや手法に関する記述を示しています。
不適切
解説:1次診断(簡易診断)も本調査の一部であり、予備調査としての位置づけは適切ではありません。
適切
解説:詳細診断は、劣化の原因や危険性を判断し、修繕工事の必要性や内容を決定するための調査・診断を指します。
適切
解説:2次診断の非破壊試験は、被検体にダメージを与えずに、劣化状況や健全性を調査する試験を指します。
適切
解説:3次診断の局部破壊試験には、コンクリートのコア抜き試験や鉄筋のはつり出し、配管の抜管試験などが含まれます。
この問題を解く際には、マンションの建物の調査・診断に関する基本的な知識が必要です。
各選択肢の記述が、実際の調査・診断の手法やレベルに関する正確な情報を示しているかを確認することが重要です。
正確な知識や情報をもとに、各選択肢の記述が正しいかどうかを判断することで、正解を導き出すことができます。
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