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看護師の過去問 第103回 午後 問164

問題

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気管内挿管中の患者の体位ドレナージの実施について適切なのはどれか。
   1 .
実施前後に気管内吸引を行う。
   2 .
体位ドレナージ後に吸入療法を行う。
   3 .
自分で体位変換できる患者には行わない。
   4 .
創部ドレーンが挿入されている場合は禁忌である。
( 看護師国家試験 第103回 午後 問164 )
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この過去問の解説 (3件)

1
1.〇
 まずは体位ドレナージを行う前に、吸引できる痰は先に吸引しておくことが必要です。さらに、体位ドレナージを実施した後には痰が移動しているため、再度吸引することが大切です。
2.×
 痰を出しやすくするためにも体位ドレナージを行う前に吸入を行うのが効果的です。
3.×
 自分で体位変換できる患者には、自分で効果的な体位を取れるように指導したりします。
4.×
 創部ドレーンが挿入されている場合でも、同一体位のままだと廃用症候群や無気肺となるおそれがあるため、ドレーンの屈曲や褥瘡に注意しながら体位ドレナージを行います。

付箋メモを残すことが出来ます。
1
1 . 実施前後に気管内吸引を行う。→体位ドレナージの前に吸引によって痰を取り除いておきます。そして体位ドレナージによって、痰が移動するため、再度吸引します。

2 . 体位ドレナージ後に吸入療法を行う。→体位ドレナージをする前にネブライザーなどで吸入療法を行うことで、痰の移動を促したり出しやすくします。よって誤りとなります。

3 . 自分で体位変換できる患者には行わない。→自分で体位変換ができる患者であっても、同一方向にしか体位変換を行っていない可能性があったり、効果的な体位ドレナージができていない可能性があるため、観察や指導が必要となります。よって誤りとなります。

4 . 創部ドレーンが挿入されている場合は禁忌である。→ドレーンが挿入されていても、抜去しないよう注意しながら行います。よって誤りとなります。

0
正解は1です。

体位ドレナージは体位変換により、重力を利用して痰を移動させ、排出を促進する方法です。去痰薬の吸入や吸引と合わせて実施します。
体位変換を伴う技術のため、血圧動態の安定しない者や出血のある者などに対しては禁忌とされます。

1.正解。実施前の吸引は気道内に貯留した分泌物を除去することで、吸入薬の吸収の効果を高めたり、体位変換に伴う呼吸苦を軽減する目的で行い、実施後は移動した喀痰を除去する目的で行います。

2.誤り。体位ドレナージ前に吸入療法を行うことで、気道壁が湿潤し、喀痰が移動しやすくなります。

3.誤り。喀痰が肺野のどこに貯留しているか観察し、効果的な体位をとる方法を指導します。

4.誤り。禁忌となるのは上記の患者に対してであり、創部ドレーン挿入中の患者に対しては、体位変換時にドレーンが抜去されないよう、注意しながら体位ドレナージを実施します。

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