1 . 血中酸素分圧
×不正解
PaO2とも表記されます。PaO2は肺における血液酸素化能力の指標です。同時に測定されるPaCO2の値との組み合わせで換気不全と肺でのガス交換障害に分ける事ができます。
動脈血ガス測定にて採血され、標準値は若年者でほぼ100Torr(mmHg)、老年者で約80Torr(mmHg)です。
PaO2の低下は呼吸器系の異常=呼吸不全を指します。
2 . 還元ヘモグロビン
○正解
チアノーゼとは皮膚・粘膜の青紫色変化のことで、四肢末端や唇で容易に確認できます。
毛細血管内血液の還元ヘモグロビン濃度が5 g/dl以上になると末梢性チアノーゼが出現します。
3 . 酸化ヘモグロビン
×不正解
血液中のヘモグロビンは酸素と結合して「酸化ヘモグロビン」となり体中を巡ります。そして、酸素の不足した組織で酸素を離して「還元ヘモグロビン」となります。
4 . 血中二酸化炭素分圧
×不正解
PaCO2とも表記されます。標準値は40Torr(mmHg)前後です。
ガス交換の指標でも使用される値ですが、酸塩基平衡の指標の一つとしても使われます(他にpH、HCO3-、BEの値も一緒に見ます)。