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看護師の過去問 第108回 午前 問15

問題

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骨髄抑制が出現するのはどれか。
   1 .
麻薬
   2 .
利尿薬
   3 .
抗癌薬
   4 .
強心薬
( 看護師国家試験 第108回 午前 問15 )
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この過去問の解説 (3件)

2
1 . 麻薬
×不正解
医療用麻薬の主な副作用は悪心・嘔吐、便秘です。その副作用には制吐薬や緩下剤を使用します。
また、麻薬性鎮痛薬はオピオイドとも呼ばれます。重篤な副作用に呼吸抑制があるので、呼吸数をモニターする必要があります。

2 . 利尿薬
×不正解
利尿薬の主な副作用は脱水、低血圧、電解質異常(低カリウム、低ナトリウム)があげられます。まれに聴覚障害を起こす事もあるので、特にループ利尿薬(ラシックスなど)に分類される強い利尿薬を使用する時には注意が必要です。

3 . 抗癌薬
○正解
骨髄抑制とは、①白血球・好中球減少による感染(発熱)、②血小板減少による出血傾向、③赤血球減少による貧血症状が出現した状態を指します。
抗癌剤と呼ばれる化学療法は、細胞分裂の早い細胞に作用するため、癌細胞だけでなく血液細胞を活発に作る骨髄にも作用します。そのため、赤血球、白血球、血小板などの生産機能が阻害されることで骨髄抑制が起こります。

4 . 強心薬
×不正解
強心薬は作用機序によりいくつかの薬に分類する事ができますが、ジギタリス製剤がよく使用される強心剤です。
ジギタリス製剤は心臓からの拍出量を増やし、心拍数を減少させます。そのため、徐脈の患者さんには使用できません。毎回投薬前に脈拍をモニターする必要があります。
また、ジギタリス製剤は有効濃度と副作用発現濃度の幅が小さい薬(薬物血中濃度の治療域が狭い)であることも知っておく必要があります。そのため、定期的な血液検査をしなければいけません。ジギタリス中毒の症状は不整脈、食欲不振、嘔吐、頭痛で、これらの症状が出たときには医師に報告する必要があります。

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1
正解は3です。

3の抗がん剤は、がん治療で行われます。その副作用として「骨髄抑制」があります。
骨髄抑制とは、白血球・好中球の現象による易感染状態、血小板減少による出血傾向、赤血球減少による貧血症状の出現した状態をいいます。
赤血球、白血球、血小板などは骨髄にて作らます。その働きを破壊するため、上記の症状が出現します。

1の麻薬は、ここでは医療用麻薬のことを指します。がんに対する鎮痛作用があります。疼痛に合わせて、非オピオイド鎮痛剤(NSAIDs)→弱オピオイド(コデイン、トラマドール)→強オピオイド(モルヒネ、オキシコドン、フェンタニル)と、順番に使用していきます。

2の利尿薬は、体内のNaと水分の排泄(利尿)を促進し、血管末梢抵抗を小さくし、降圧する薬剤です。心不全、腎不全、高血圧に対して使用されます。

4の強心薬は、心筋の収縮力を高め、全身の血液循環を改善する目的で使用されます。

0
正解:3. 抗癌薬

骨髄抑制とは、骨髄にある細胞がダメージを受けることで、白血球・赤血球・血小板などの血液成分をつくり出す働きが正常に機能しなくなることです。

抗がん剤は、がん細胞だけでなく、骨髄を含む正常細胞まで攻撃してしまうため、骨髄抑制が起こりやすくなります。

1. →麻薬は、医療用麻薬のことで、がん患者の鎮痛目的(オピオイド鎮痛剤)などに使用されます。
副作用に、悪心・嘔吐、便秘、せん妄、呼吸抑制などがあり、使用に注意が必要です。

2. →利尿薬は、体内の水分・ナトリウムを排泄し、血圧を下げたり、浮腫をとる目的で使用されます。

4. →強心薬は、心ポンプ機能改善を目的として心不全治療に用いられます。

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