問題 このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。 [ 設定等 ] 通常選択肢 ランダム選択肢 文字サイズ 普通 文字サイズ 大 文字サイズ 特大 副腎皮質ステロイドの作用はどれか。 1 . 体重の減少 2 . 血糖の低下 3 . 血圧の低下 4 . 免疫の促進 5 . 炎症の抑制 ( 看護師国家試験 第108回 午前 問24 ) 訂正依頼・報告はこちら 解説へ 次の問題へ
この過去問の解説 (3件) 2 副腎皮質ステロイドは抗炎症作用や免疫抑制作用を利用していろいろな疾患の治療に使われています。 しかし、副作用も多いので、使用する時には注意が必要です。 以下が主な副作用です。 ①満月様顔貌(ムーンフェイス)、中心性肥満 ②易感染性 ③糖尿病 ④副腎不全 他にも、精神症状、骨粗しょう症、動脈硬化、高脂血症(脂質異常症)、高血圧症、むくみ、白内障、緑内障、消化性潰瘍、ステロイド痤瘡、生理不順などがあります。 1 . 体重の減少 ×不正解 体重は増加します。満月様顔貌(ムーンフェイス)、中心性肥満が有名です。 2 . 血糖の低下 ×不正解 血糖値は高くなります。定期的な血糖値測定が必要です。 3 . 血圧の低下 ×不正解 血圧は高くなります。 4 . 免疫の促進 ×不正解 免疫力を抑えることで、様々な疾患の治療をします。ネフローゼや膠原病の治療などがあります。 5 . 炎症の抑制 ○正解 抗炎症作用を利用してさまざまな疾患の治療をします。慢性化・重症化した炎症やアレルギーの治療などがあります。 参考になった この解説の修正を提案する 付箋メモを残すことが出来ます。 次の問題は下へ 1 正解は5です。 副腎皮質ステロイドは、抗炎症作用、免疫抑制作用などにより、主にアレルギー疾患()、自己免疫疾患(リウマチ、エリテマトーデスなど)、血液疾患に効果がある薬剤です。 効果が強い分、副作用も多く見られます。 ・満月様顔貌(ムーンフェイス) ・中心性肥満 ・骨粗鬆症 ・易感染性 ・高血糖 ・高血圧 ・動脈硬化 ・消化管潰瘍 ・白内障 ・食欲亢進 1は体重の減少ではなく、体重の増加です。浮腫・食欲亢進、脂肪の異常蓄積が原因です。 2 は血糖の低下ではなく血糖上昇です。本剤は肝臓での糖新生を促進すること、食欲亢進による内臓肥満が原因となって高血糖になります。 3は血圧の低下ではなく、血圧上昇します。カテコールアミンによる末梢血管収縮作用によりこけつあつになります。 4は免疫の促進ではなく免疫抑制します。リンパ球の抗体産生を抑制する作用があります。 参考になった この解説の修正を提案する 0 正解: 5 . 炎症の抑制副腎皮質ステロイド薬は、様々な疾患の治療に使われています。作用として、①体の中の炎症を抑え、②体の免疫力を抑制します。以下のような副作用を起こしやすいため、使用には注意が必要です。・易感染性・骨密度の減少・糖尿病・消化性潰瘍・血栓症・不眠症、多幸症、うつ状態・満月様顔貌(ムーンフェイス)、中心性肥満・動脈硬化、高脂血症・高血圧症・白内障、緑内障 など1. →ステロイドの影響で食欲の亢進と脂肪の代謝障害により、体重は増えやすくなります。2. →ステロイドにより糖を合成する働きを高めるため、血糖は上昇します。3. →心筋のカテコールアミン感受性亢進と末梢血管の収縮により、血圧は上昇します。4. →ステロイドの作用は、免疫の抑制です。 参考になった この解説の修正を提案する 訂正依頼・報告はこちら 問題に解答すると、解説が表示されます。解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。