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看護師の過去問 第108回 午前 問43

問題

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作業と健康障害の組合せで正しいのはどれか。
   1 .
VDT作業 ―――――――――――― 栄養機能障害
   2 .
有機溶剤を扱う作業 ――――――― 呼吸機能障害
   3 .
電離放射線を扱う作業 ―――――― 造血機能障害
   4 .
石綿<アスベスト>を扱う作業 ―― 排尿機能障害
( 看護師国家試験 第108回 午前 問43 )
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この過去問の解説 (3件)

2

正解は「電離放射線を扱う作業 ―― 造血機能障害」です。

選択肢1. VDT作業 ―――――――――――― 栄養機能障害

VDT作業 ― 栄養機能障害

×不正解

VDT(Visual Display Terminals)作業とはパソコンなどディスプレイを持つ画面を使う作業です。単純入力型、拘束型など6つの区分があります。

また、健康障害には①眼の障害:ドライアイ、眼精疲労など、②身体の症状:首の痛み、肩こり、腰痛など、③心の症状:抑うつ、不眠などが挙げられます。

よって、不正解です。

選択肢2. 有機溶剤を扱う作業 ――――――― 呼吸機能障害

有機溶剤を扱う作業 ―呼吸機能障害

×不正解

有機溶剤とは他の物質を溶かす性質がある有機化学物質の総称です。塗装、印刷、洗浄などの作業があります。

健康障害としては、①中枢神経系症状:頭痛、めまいなど、②皮膚粘膜刺激症状:湿疹、結膜炎、咳などが挙げられます。その他溶剤の種類によって、末梢神経障害や視神経障害などがあります。

よって、不正解です。

選択肢3. 電離放射線を扱う作業 ―――――― 造血機能障害

電離放射線を扱う作業 ― 造血機能障害

○正解

電離放射線は通常「放射線」と呼ばれるものの事です。電離放射線を扱う作業には、汚染土壌等を取り扱う業務や、放射線技師の業務などが含まれます。

健康被害には、皮膚障害、脱毛、造血機能障害(再生不良性貧血)、生殖腺の障害、白内障などがあります。

よって正解です。

選択肢4. 石綿<アスベスト>を扱う作業 ―― 排尿機能障害

石綿<アスベスト>を扱う作業 ― 排尿機能障害

×不正解

アスベストは髪の毛よりも格段に細い繊維から出来ています。そのため、飛散すると空中を浮遊します。人がそのアスベストを含む空気を吸うことで、肺胞に沈着します。アスベストは変化しにくい物質で、肺の線維化や肺がん、悪性中皮腫などの原因になる事があります。

アスベストでは主に呼吸器への障害が出るので、不正解です。

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1

正解は「電離放射線を扱う作業 ―― 造血機能障害」です。

選択肢1. VDT作業 ―――――――――――― 栄養機能障害

VDT作業とは、ディスプレイ、キーボードなどにより構成されたコンピュータの出力装置付きの機器を使用する作業のことをいいます。これにより、 視力障害・ドライアイなどの目の症状、肩こり・頸肩腕症候群など筋骨格系の症状、イライラ・抑うつなど精神的症状が出現します。

よって、該当の症状が違うため不正解です。

選択肢2. 有機溶剤を扱う作業 ――――――― 呼吸機能障害

有機溶剤は塗装・接着・洗浄・印刷などの作業で使用されています。揮発性があり、呼吸にて吸収されやすく急性中毒など命に関わります。また脂溶性があり、皮膚の炎症・角化が起きます。

よって該当の症状として当てはまらないため、不正解です。

選択肢3. 電離放射線を扱う作業 ―――――― 造血機能障害

電離放射線を扱う作業とは、放射線被曝により脱毛・骨髄障害・不妊・皮膚紅斑などが起きます。よって、該当の症状は出現するため正解です。

選択肢4. 石綿<アスベスト>を扱う作業 ―― 排尿機能障害

石綿<アスベスト>を扱う作業では、天然に産生されるけい酸塩鉱物(主に防音材・断熱材・保温材にしようされています。)を研磨機磨いた際に、細かい粒子となって空気中に飛散します。それを吸うことで肺線維症・悪性中皮腫を発症します。

よって該当の症状は見られないため不正解です。

0

(正解) 電離放射線を扱う作業 ―― 造血機能障害

選択肢1. VDT作業 ―――――――――――― 栄養機能障害

VDT作業について

:VDTとはVisual Display Terminalsの略で、モニターやディスプレイなどの出力装置と、マウスやキーボードといった入力装置で構成された機器のことであり、VDT作業とは、パソコンなどの機器を使用して行う作業のことを言います。VDT作業は、心身の負担を感じさせることにつながるため、厚生労働省において「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」が定められています。VDT作業による健康障害はVDT症候群とも呼ばれ、ドライアイや充血、視力低下、眼精疲労などの目の症状から、頸肩腕症候群、首や腰、肩のこり、だるさ、痛み、慢性化すると背中の痛み、手指のしびれなどの身体の症状、食欲減退、イライラ、不安感、抑うつ症状などの心の症状などがあります。よって、正解には該当しません。

選択肢2. 有機溶剤を扱う作業 ――――――― 呼吸機能障害

有機溶剤を扱う作業について

:有機溶剤とは、他の物質を溶かす性質を持つ有機化合物の総称であり、溶剤として塗装、洗浄、印刷等の作業に幅広く使用されているものになります。一般的に、揮発性が高いことから、蒸気となって作業者の呼吸を通じて体内に吸収されやすく、また、油脂に溶ける性質もあり、皮膚からも吸収(経皮吸収)されることが知られています。具体的な症状としては、頭痛、めまい、失神などの中枢神経系の症状や湿疹、皮膚の角化・亀裂、結膜炎などの皮膚・粘膜刺激症状、末梢神経障害、視神経障害、精神障害、胆管がんなど、幅広く中毒症状が出現することで知られています。よって、正解には該当しません。

選択肢3. 電離放射線を扱う作業 ―――――― 造血機能障害

電離放射線とは、レントゲンやCT、ガンマナイフなどから照射される放射線であり、細胞分裂周期の短い細胞ほど影響を受けやすいという特徴があります。電離放射線に被曝すると、最も低い線量でも影響を受けるのが造血器系の障害で、白血球の減少が起こることが知られています。よって、正解は「3」になります。その他にも、皮膚が曝露した場合は、紅斑や水疱、潰瘍となり、疲労、頭痛、吐き気など、全身症状が起こることもあります。このような急性障害だけでなく、造血器の障害による貧血、出血傾向、皮膚の脱毛、潰瘍や無精子症、無月経といった、慢性障害もあること、白内障、白血病や皮膚や肺などのがん、早期の老化、寿命短縮などの晩発性障害、胎児の被曝による奇形など次世代への影響もあることが知られています。

選択肢4. 石綿<アスベスト>を扱う作業 ―― 排尿機能障害

石綿(アスベスト)を扱う作業

:アスベストは建築材などで用いられていた鉱物の一種になります。肉眼では見ることができない極めて細い繊維からなっており、飛散すると空気中に浮遊し、吸入すると、人の肺胞に沈着しやすく、肺の組織内に長く滞留する特徴があります。この体内に滞留した石綿によって、肺の線維化や肺がん、悪性中皮腫などの疾患の要因となることが知られています。よって、正解には該当しません。

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