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看護師の過去問 第109回 午前 問6

問題

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児の吸啜刺激によって分泌が亢進し、分娩後の母体の子宮筋の収縮を促すのはどれか。
   1 .
オキシトシン
   2 .
プロラクチン
   3 .
テストステロン
   4 .
プロゲステロン
( 看護師国家試験 第109回 午前 問6 )
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この過去問の解説 (3件)

6
正解:1
(解説)
オキシトシンは、下垂体後葉より分泌され、子宮収縮促進や乳汁を輩出する射乳を担うホルモンになります。児の吸啜刺激によって、オキシトシンと乳汁を産生するホルモンであるプロラクチンの分泌が増加します。この問題では、子宮収縮を促すホルモンを問う問題のため、正解は「1」になります。児による吸啜刺激を繰り返すことで、オキシトシン分泌を増加し、子宮が収縮することで産後の子宮復古を促すことにもつながっていきます。
(補足)
他の選択肢については、以下の通りです。
2.プロラクチン:乳汁分泌促進や性腺機能低下を担うホルモンになります。児の吸啜刺激によってオキシトシンとともに分泌が増加します。
3.テストステロン:精巣などから分泌される男性ホルモンになります。運動などにより分泌が促進され、タンパク合成を促進させて筋肉の増大や骨格形成の促進などをもたらします。
4.プロゲステロン:プロゲステロンは、視床下部から分泌され、エストロゲンなどと併せて女性ホルモンと総称されます。また、プロゲステロンは、卵巣の黄体で形成されるため、黄体ホルモンとも呼ばれ、子宮内膜や子宮筋の働きを調節する役割があり、妊娠を維持する働きがあります。

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0
1 .オキシトシンとは、下垂体後葉から分泌されるホルモンです。産褥婦において、乳児が乳頭を吸引する刺激によって、分泌が促進されます。オキシトシンは子宮筋へも作用します。子宮平滑筋を収縮させることで、出産時は陣痛をおこして分娩を促し、出産後は子宮の回復を促進します。よって、○。
2 .プロラクチンとは、下垂体前葉ホルモンの一つで、乳管への乳汁分泌作用と性腺抑制作用を持っています。具体的な生理作用としては、分娩後、乳児の母乳吸引刺激により、プロラクチンの分泌量が増加し、乳汁産生を増加させます。また、卵巣機能を抑制することで、産褥性無月経を誘発します。よって、×。
3 .テストステロンとは、精巣から分泌されるホルモンの一種です。よって、×。
4 .プロゲステロンとは卵巣の黄体で形成されるため、黄体ホルモンと呼ばれ、女性ホルモンとも言われます。生理的な役割として、乳腺や子宮に作用します。排卵後、黄体の発達とともに分泌量が増加し、受精卵が着床しやすくする変化を子宮に起こします。具体的には、子宮内膜機能層のらせん動脈をより増生させ、子宮内膜症が肥厚し、脱落膜様変化を起こします。肥厚した子宮内膜が脱落膜と呼ばれるのは、妊娠・出産すると、肥厚した子宮内膜は役割を終え剥がれ落ちるからです。よって、×。

0
正答:1(オキシトシン)
解説:1、オキシトシン:下垂体後葉から分泌され、児の吸啜刺激により、乳汁圧出作用・射入を起こします。また子宮収縮を促進させます。
2、プロラクチン:下垂体前葉から分泌され、乳汁分泌を促します。子宮収縮を促進させる作用はありません。
3、テストステロン:男性の性ホルモンの総称がアンドロゲンで、その代表がテストステロンです。95%が精巣から、5%が副腎で合成、分泌されます。男性の第二次性徴をもたらし、骨格・筋肉を発達させます。
4、プロゲステロン:卵巣の黄体で合成、分泌され、子宮粘膜に着床の準備をさせ、妊娠の維持を行うホルモンです。

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