正答:2、ヘモグロビン
解説:貧血には、鉄欠乏性貧血(骨髄でのHb合成が障害)、悪性貧血(胃壁細胞障害によるVit.B12吸収障害)、再生不良性貧血(骨髄における幹細胞レベルの障害、難治性の造血障害)、溶血性貧血、遺伝性球状赤血球症、自己免疫性溶血性貧血があり、貧血の70%が鉄欠乏性貧血です。
1、アルブミン(基準値:4.0~5.0g/dl)
主に肝臓で作られており、肝機能の指標となります。血漿蛋白の約2/3を占め、膠質浸透圧維持や各種の物質(脂肪酸やホルモン、薬物など)と結合して、その運搬を行います。
2、ヘモグロビン(基準値:男;13.1~17.0g/dl、女;11.5~14.5g/dl)
赤血球の中に多く含まれており、肺で酸素と結合し全身の組織に酸素を送り届けます。
3、フィブリノーゲン(基準値:170~370mg/dl)
血漿蛋白質で、トロンビンの作用により、フィブリン(繊維素)に変化し、血液凝固・二次止血を行います。出血傾向あるいは血栓傾向のスクリーニング検査で、肝障害やDICで低値に、悪性腫瘍や心筋梗塞、脳血栓で高値になります。
4、プロトロンビン時間(基準値:9.8~11.8秒)
肝臓で作られるため、肝機能の指標のひとつで、血液凝固に関する検査方法です。