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看護師の過去問 第109回 午前 問20

問題

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経鼻経管栄養法を受ける成人患者の体位で適切なのはどれか。
   1 .
砕石位
   2 .
半坐位
   3 .
腹臥位
   4 .
Sims〈シムス〉位
( 看護師国家試験 第109回 午前 問20 )
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この過去問の解説 (3件)

3
正答:2

解説:胃管挿入時の体位は、坐位、または半坐位(ベッドの角度30度)で、注入中と注入後30分は半坐位にし、誤嚥性肺炎の予防に努めます。

1、砕石位は仰臥位より膝部を曲げ、大腿部を挙上し、股関節を外転した体位で、陰部、産科的・婦人科的な診察などに用いられます。

3、腹臥位はうつ伏せになり、顔を自然な形で横に向けた体位で、貯留している分泌物の排泄を促し、舌根沈下による気道閉塞を防ぐことができます。

4、シムス位は半腹臥位とも呼ばれ、左側臥位を前方に倒し、右膝を曲げ、左下肢を軽く屈曲させる体位です。脊髄神経の緊張を緩めます。

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経鼻経管栄養では、チューブを通じて直接胃の中に流動物が入るため、誤嚥の危険性がないように思われますが、姿勢によっては逆流が起こって気管に入ってしまう危険性もあります。注入中は30度くらいにベッドをアップすることが望ましいとされています。

1 . 砕石位とは、患者を仰臥位とし、その後、両脚を挙上して開脚させ、膝を曲げた状態で下肢を固定して得られる姿勢なので、不正解です。
2 . 半坐位とは坐位の一種で上半身を45度起こした姿勢であり、正解です。
3 . 腹臥位とは臥位の1つであり、顔を自然な形で横に向け、うつぶせに寝た状態のことなので、不正解です。
4 . Sims〈シムス〉位とは身体の左側面を下にして横向きに寝て、左臀部と左脚をまっすぐに伸ばし、右臀部と右脚を曲げる姿勢であり、側臥位とも呼ばれています。よって、不正解です。

0
正解:2
(解説)
半坐位は別名ファウラー位ともいいます。経鼻経管栄養法では、カテーテル挿入時、気管に誤ってチューブを挿入しないように、咽頭と食道が一直線になるよう半坐位および座位の体位をとって挿入します。カテーテルの挿入の長さは、だいたい45〜55cmくらいで、逆流防止弁のある噴門を超えて挿入されるため、注入物が食道に逆流しやすい状態になっています。そのため、逆流性食道炎や誤嚥性肺炎を防ぐ目的で上半身を起こした状態の体位をとる必要があります。よって、正解は「2」となります。

(補足)
1.砕石位:患者を仰臥位とした後、両脚を挙上して開脚し、膝を曲げた状態で下肢を固定する体位になります。主に、泌尿器科での膀胱や前立腺・尿道や、婦人科での膣・子宮、消化器外科領域の肛門・直腸などの疾患の診断や治療の際に用いられます。よって、正解には該当しません。
3.腹臥位:顔を自然な形で横に向けて、うつぶせに寝た状態のことを言います。貯留している分泌物の排出を促し、舌根沈下よる気道閉塞を防ぐことができたり、背部の手術や処置に用いられたりする体位になります。しかし、短時間で尖足などの合併症が発生しやすいというリスクもあります。よって、正解には該当しません。
4.シムス位:半腹臥位ともいい、膣や直腸の診察や処置、妊婦の吸息の際の体位として用いられます。また、意識障害患者の舌根沈下予防としても用いられる体位です。よって、正解には該当しません。

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