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看護師の過去問 第109回 午前 問28

問題

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脳梗塞( cerebral infarction )を最も早期に検出できる画像検査はどれか。
   1 .
シンチグラフィ
   2 .
磁気共鳴画像〈 MRI 〉
   3 .
磁気共鳴血管画像〈 MRA 〉
   4 .
コンピュータ断層撮影〈 CT 〉
( 看護師国家試験 第109回 午前 問28 )
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この過去問の解説 (3件)

3
正答:2

解説:1、放射性医療品(ラジオアイソトープ:RI)を静脈注射し、放射線(γ線、X線)を検出し、画像化したものです。脳血流シンチグラフィ(SPECT)は脳梗塞、てんかん、認知症などの診断に用いら、主に重症度の評価や脳血行再建術の適応決定・効果判定に使われるため、正答ではありません。

2、脳の断面を詳細に確認出来るため、脳梗塞発症後3-5時間以内にMRIを行うことで、早期診断につながります。

3、MRIと同様に検査を行いますが、撮影した画像処理方法が違い、血管の状態を詳細に確認出来ます。

4、出血部位が白く投影されるため、脳出血の診断に最適です。脳梗塞に対しては、発症後脳細胞の壊死の状態を確認するため、2-3日後経過してから行います。

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3
正解:2
(解説)
脳血管疾患の検査として、MRI(磁気共鳴画像検査)とMRA(磁気共鳴血管画像)が注目されています。MRI検査は、身体に電磁波をあてることで細胞に含まれる水を共鳴させ、その信号から、断面画像を得るものです。頭部MRI検査では、脳卒中(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血など)の検出やリスク発見、特に虚血性の脳卒中である「脳梗塞」の検出力に優れていると言われています。一方、MRA検査も電磁波を用いますが、血流の信号のみを処理することで、造影剤を用いることなく血管の形態を立体画像化するものです。頭部MRA検査では、MRI装置を使用して、頭部の血管の状態を立体化し、脳動脈の狭窄やくも膜下出血の原因となる未破裂脳動脈瘤や、脳動静脈奇形の有無など、虚血性及び出血性脳卒中のリスク発見に役立つ検査となります。この問題では、脳梗塞を早期検出できる検査について問われているため、正解は「2」となります。
(補足)
1.シンチグラフィ:脳血流シンチグラフィというものがあり、脳の各部における血流状態や脳の働きをみるための検査になります。CTやMRIではとらえられない早期の脳血流障害の検出、神経症状の責任病巣の検出、脳の機能評価などに有効とされています。脳梗塞では、部位と広がりを観察するのに用いられることが多いようです。よって、正解には該当しません。
3.MRA(磁気共鳴血管画像):解説を参照してください。
4.コンピュータ断層撮影(CT):CTでは、脳出血の診断は容易に行うことができますが、脳梗塞は時間の経過により困難ことも多いです。つまり、発症後少なくとも 24時間以上経過しなければ、変化としてとらえられにくく、脳幹や後頭蓋窩の病変や小病変は、検出が困難であり,CT では確定診断ができないこともあります。よって、正解には該当しません。

1
脳梗塞とは、脳を栄養する動脈の血行不良により、酸素や栄養を受けている神経細胞が死ぬことで様々な症状をきたす病気です。

1 .シンチグラフィとは放射性同位元素で標識された薬剤を体内に投与後、放出される放射線を画像化することによって薬剤の分布を調べる検査です。脳梗塞、てんかんや認知症の診断に非常に有効です。しかし、初期診断には用いられないため、×。

2 .磁気共鳴画像〈 MRI 〉とは、エックス線は使用せず、強い磁石と電磁波を使って体内の状態を断面像として描写する検査です。MRIは脳梗塞の初期診断が可能で、軽い場合でも診断できます。よって、正解です。

3 .磁気共鳴血管画像〈 MRA 〉とは、脳血管を立体的に抽出する検査で、造影剤を用いることなく血管の画像を得られることができます。虚血性及び出血性脳卒中のリスク発見に用いられるため、×。

4 .コンピュータ断層撮影〈 CT 〉とは、エックス線を使って身体の断面を撮影する検査です。脳梗塞の診断に用いられますが、軽い場合や起こしてすぐ(数時間)の場合には異常が見られないことがあるため、×。

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